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箱庭の薬術師  作者: ぷにちゃん
第3章 呪いの歌
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6. レベルアップ大作戦 - 1

今頃レベル上げの話を書くことを誰が予想しただろうか……

 私は読んでいた手紙をそっと机に置いて、大きく背伸びをした。

 精霊さんが私にくれた手紙にには、大きい紙にたった一言。



『アグディスまで、レティスリールに会いに行って来るね!』



 と、書かれていた。

 これだけでもう、レティスリール様は島国の……〈アグディス〉にいることが確定した。

 いや、どっちみちアグディスにいるだろうと考えてはいたのだけれども。

 背後から手紙を覗いていたイクルをちらっと見れば、力強く頷いてくれた。これでしばらくの目的は決まった。後は旅の準備をして、ルートを割り出したりすればいいのかな?



「ひなみ様、まずはレベル上げだよ。さすがに、今のひなみ様のレベルだと少し不安だし……」

「あ、そうか。私のレベルは3だった!」

「えっ! ひなみ弱いんだ……!!」



 庭でモーと鶏とじゃれていたらしいまろが来て、驚きの声を上げられた。

 いきなり帰ってきて私が弱いことを知るなんて……まろ、侮れない子! って、そうじゃなくて。



「まろ、おかえり〜」

「ただいまなのである〜! ひなみのレベルアップ大作戦頑張ろう、応援するよ!」

「うぅ……ありがとうまろ!」



 みんな優しい……! でも、正直怖い。だってレベル上げってことは、魔物と戦わないといけないってことだよね? 神様にもらった武器があるとはいえ、あの弓は1日3回しか使うことが出来ないし。多分それではレベル上げ……という目的にはそぐわないと思う。むしろ3回じゃレベル上がらないんじゃ……?

 そんなことを考えていれば、イクルが地図を広げ始めた。



「あ、そこがアグディスだよね」

「ん、そうだよ」



 私の家があるところから東に行くと、海に出て……そこから船でアグディスへ行く。

 とはいえ、この地図だとどれくらいの距離があるかわからないや。ここから、船が出る港町までは東京・大阪くらいの距離だろうか。いや、なんとなくなんですけどね。

 首を傾げつつ地図を見ていれば、イクルが説明をしてくれた。



「ここから港町までは、冒険者が歩きでだいたい2ヶ月弱。乗り合い馬車を使って1ヶ月、馬で20日くらいかな。もちろん、ドラゴンとかを使えばもっと早く行けるよ」

「なるほど……」



 さすが異世界、移動も大変だ。日本だったら飛行機で数時間だろうなぁと考えて、馬やドラゴン以外に乗り物があるのかと考える。

 空飛ぶ船とか……割とゲームの定番だと思う。でも船が飛んでるところはみたことがないし、あったとしたらイクルが提案をしてきそうなきもする。あとはペガサスがいたらちょっとロマンチックだ。



「ドラゴンは嫌です! 苦手なので……!」

「そうなの? じゃぁ、乗り合い馬車にして……アグディスは道のない場所もおおいから、乗り合いと馬を使い分けて行くのがいいかな」

「うん、それでお願いします!」



 ようし、道中のことは決まったぞ!

 となるとあとは、荷物の準備をして……レベル上げ、か。

 自分ではまったくどうすればいいかわからないので、首を傾げつつイクルをみる。きっと私の言いたいことは汲み取ってくれるだろうと考えながら。



「はいはい、じゃぁすぐ出発するから準備してきて」

「え……?」

「ん? レベル上げに行くんでしょ? 矢3本くらいならすぐだから、ちゃっちゃと行くよ。今日と明日はとりあえず3本にして、それ以降は様子を見ながら考えればいいよ」

「……はぁい」



 まさかの、まさかの今からすぐに狩りに行くことになるとは思わなかった。たった3矢を射るだけとはいえ、体に緊張が走る。今はまったくの普段着なので、部屋に行って着替えて弓をとってこよう。

 私はリビングを後にし、部屋にもどって、大きく深呼吸をした。はぁぁぁ緊張する……!

 いや。イクルがいるからとっても安全なことは理解している。そう、理解はしているのだけれども……怖いものはどうしても怖いし、馴れないのです。

 でも、私は神様のために頑張らねばいけないのです! ここで男気を見せるとき……!!

 ぐっと力強く弓を握りしめ、頑張るぞと心の中で叫びを上げた。







 ◇ ◇ ◇



 見渡す視界は全て緑。ついでにイクルも緑っぽい。

 そう、私は家から出て森の中に来ました。前も後ろも、横も木々があふれかえっていて……まるで自然に包み込まれているよう。



「じゃぁ、今から狩りをするよ」

「うん、頑張るね……!」

「狙いはハードウルフを3匹ね。なぜならここの森で一番強い魔物だから。他の雑魚は俺が倒すから、無視していいよ」

「ん、わかった……!!」



 狙いは私の宿敵、ハードウルフ!

 1年半前にやられた恨み、忘れていませんよ……! あの時は本当に死ぬところだった。神様の声が聞こえなければ、喰われていたかもしれない。今思い出しても震えが起きる。



「とりあえず、ひなみ様は勝手に動かないこと」

「大丈夫、ちゃんとついていくから! ……本当だってば!」



 力強く頷いて、まかせて! という意思をイクルに伝えれば、訝しんでいる顔をされた。まぁ確かに、ギルドの初心者講習のことを考えれば私の信用はゼロでしょう。間違いなく。

 そもそも、私だってもうあんな思いはしたくない。絶対にしたくない。自分だけではなく、タクトに辛い思いをさせてしまった。タクトは大丈夫だって、笑っていたけど……絶対そんなことはない。あれは彼の本心ではないのではと、思う。

 私の予想でしかないから、真実はわからないのだけれども、タクトはきっと教えてくれないだろう。だから、ちゃんとみんなに少しくらいは頼ってもらえるくらい、強く……なりたい、なぁ。



「戦う前からそんなだと、疲れるよ?」

「あ…… うん、そうだよね。ありがとう、イクル」



 無意識に弓を強く握り、私の手のひらが赤くなった。イクルがそっとほどいてくれて、なぜか石を1つ渡してきた。

 ……なんだろう? 普通に、庭とかに落ちている石だけど……何かの魔道具的なものかな?



「それ、使わないと思うけど一応持っておいて。はい、袋」

「あ、うん」



 石が1つ入る袋をもらい、それに石をしまう。手には弓をもつので、袋の紐を腰に結びつけてぶら下げることにした。そんなに重さも無いし、特に問題はなさそうだ。大きさだって、私のこぶし程度だし。

 あとは使用用途をイクルに聞けばいいんだけど。そう思っていれば、イクルがとんでもない説明をしてくれた。



「それ、この辺りにいる魔物なら一瞬で死ぬ程度の毒を塗ってあるから、何かあったらすぐ魔物に投げてね」

「うん……って、うそっ!? 毒石なの!? 触っちゃったよ……!?」

「あぁ、人間には無害な毒だから問題はないよ」



 いや、いくら無害とはいえ毒だよね……? しかもハードウルフを一瞬で殺してしまうような猛毒だよね? というかそんな毒をどこで手に入れたんだろうか。

 採取してきたのかな? あとは……買ってきたとか? 毒が買えるのはちょっと怖いけど、魔物用だし、異世界だしそんなものかなぁと納得するしかない。

 ひなみの箱庭(ミニチュアガーデン)をオープンしてから、イクルには少しだけどお給料を渡している。平均収入の半分以下の額なので、私は少し不満なのだが……ここはイクルが譲ってくれなかった。「呪奴隷にそんなに与えるものではない」と。

 イクルがお給料をどう使おうとは自由だけど、それを私のために……しかも毒薬を買うのに使ったとなるとなんだかとてつもなく申し訳ない気がする。

 ちなみに、私の作る毒だと瞬殺できないので緊急用には向かないらしい。



「まぁ、特に使うことはないと思うから気にしなくていいよ」

「いやいやいや、気になるから! しかもこんな超猛毒薬、どこで手に入れたの!?」

「あぁ、それ? 街で買ったけど。それに、ここの雑魚だから即死するだけで、もっと強い魔物にはそんなに効かないから大丈夫だよ」



 そうなんだ。

 でも、大丈夫なところが違うと思いますけどどうでしょうかね。



「あ、ひなみ様、ハードウルフが来たよ」

「はいっ! ってうわあああぁぁぁ!!!」



 イクルの声に反応して前方を見れば、ハードウルフが5匹。団体さんでおでましですよ……!

 思わず悲鳴をあげてしまったが、それは仕方が無いと思う。

 しかしどうしようか、この石を投げるか……!? いくらイクルが強いとはいえ、5匹のハードウルフは厳しいと思うし。かといって瞬殺する石を投げるのも正直少し怖いわけで。どうしようともやもや考えていたところで、ハードウルフの『ギャンッ!』とうめき声が聞こえた。

 見ればイクルが5匹のうち3匹を倒していた。



「えっ……?」

「ここで押さえてるから、ひなみ様はゆっくり弓を構えてみて」

「あ、はい……」



 いやいやいやいや。いつのまに3匹も瞬殺したんですかイクルさん。

 私がうっかり考え事をしていたら。イクルは確か……21レベルだったはずだ。すごい、ここまでレベルがあがるとこんなこともできるようになるんだ。

 これは私も頑張らねば……! 神様にもらった矢を構えて、深呼吸。そしてそのまま植物でできた弦をゆっくり引けば、光り輝き矢が番えられた。



「……よしっ!」



 イクルの足下で押さえられているハードウルフの方向へ矢を放つ。必中という反則部武器なので、私は何も考えずにただただ結果を待つだけ。

 矢はまっすぐハードウルフに飛び、なんなく2匹のうち1匹をしとめることができた。光りになってハードウルフは消え、倒せたことにほっとした。

 相変わらず、倒したら消えるというこの仕組みはいまいちわからないけれど……死体が残ったらそれこそトラウマどころではないのでこの場ではよしとするしかない。

 ハードウルフを貫いた矢はすとんと地面にささり、小さな花が咲いた。相変わらず神様の武器はすごいなと思いつつ、まだいるハードウルフを倒すために再度弓を構える。



「ん、ひなみさまその調子。あせらないで、ゆっくりでいいよ」

「うんっ!」



 イクルの言葉に甘えて、一度大きく深呼吸をして心を落ち着かせる。やっぱり連続で、というのは精神的にも辛いところはあるのです。

 そして大きく弓を構え、ゆっくりと弦を引いて矢を番え、またハードウルフへ射る。



「あ、あれっ!?」



 と、思ったのに……!

 私が放った矢はハードウルフのほうへ飛ばず、手前で右に曲がった。何事だとそちらに視線を向ければ、スライムが1匹。

 矢はスライムを貫いて、倒した……!

 まさか私が狙っていたのと違う魔物に行くとは思わなかった。距離で15メートル程離れていたスライムは、光りになって消え去った。



「ひなみ様、矢はまだ生きてるよ」

「えっ? あ、本当だ……!」



 スライムを貫いた矢は、そのままハードウルフへ一直線に飛んで行き貫いた。



「ハードウルフも、倒した……! すごい……!!」

「まったく、すごい性能の武器だね。ひなみ様はそのスライムに気づいてなかったのにね」

「うん。全然気づかなかったからびっくりした。イクルは気づいてたの?」

「まぁ、あんな近くにいればね。ハードウルフを倒した後でも間に合う距離だったから、放っておいたんだよ」



 なるほど。

 やっぱりイクルは察知能力が高いんだなと尊敬しつつ、私がハードウルフを倒してからでも間に合うなども一緒に考えていたのだと思うともう常人ではないよねと思う。そのうちスーパーマンになってしまうのではないだろうか……!



「少し休憩しようか」

「うん、そうだね。体力的には平気だけど、精神的に疲れちゃった」

「まぁ、なれないうちはゆっくりするしかないからね。無理はしないで、辛くなったらすぐ言って」



 イクルの優しい言葉に大きく頷き、鞄に入れておいた深紅の回復薬ガーネット・ポーションを取り出しお茶休憩にする。たまには紅茶じゃなくてコーラもいいですよ!



「相変わらず不思議な味だね」

「そう? こういうのもたまにはいいと思うんだけどな」



 この世界には炭酸がないようなので、飲む人はかなり驚いてくれる。イクル的に嫌いではないということなので、炭酸の良さをアピールしたいところではあります。私は紅茶が好きだけど、炭酸飲料も好き。

 嫌いな人もいるから、無理に進めたりはしないけどね。

 そのまま10分程度のんびりしたところで、イクルが音もなく立ち上がった。

 どうしたのだろうと首を傾げれば、棍を右手に持ちくるくると回して、そのまま下から上へ振り上げた。

 瞬間、棍からバチッと火花が舞い、棍の先から地面を駆け巡る様に炎が踊った。



「うわああぁっ! す、すごい……!」



 それはとても幻想的で、まるで炎の竜だ。

 これはきっと、この武器の情報にあった“素早く振ることで炎を生み出すことが出来る”というものだろう。

 そのまま空を駆け巡る様に上昇し、急降下し……ハードウルフを貫いた。



 え? ハードウルフを、貫いた……??



「えっ! いつの間にハードウルフが……!!」

「ん、ひなみ様のために1匹だけ残してあるから」

「……! う、うすっ!」



 若干男らしい頷きをしつつ、急いで置いておいた弓を手に取る。

 というか、イクルのあんなすごい技を見たあとに私がへっぽこな矢を放つのもちょっと気まずい。いや、武器自体は神様にいただいたからとってもいい物ではあるのだけれども。

 まぁそんなことを考えつつも、ハードウルフに向かって矢を放つ。今度は変に曲がらずまっすぐ飛んで! と祈ってみたが大きく左にそれた。



「あー……そっちに行くのか。はぐれのハードウルフが1匹いるんだよね」

「ええぇ、なんだかハードウルフ多い! 異常事態じゃない!? 大丈夫かな!?」

「いや、俺が察知でハードウフルが多いところに来ただけだから問題ないよ」



 ちょ、大問題ですイクルさん……!!

 まさかあえて魔物がいるところへ突き進んでいるとはさすがに予想していなかった。この森にハードウルフがこんなにいたのかと恐怖で震えていたのに。



『ギャウッ!』

『ギャンッ!!』

「あ、2匹倒した。結構いい感じだね。今日はこれくらいにして、明日また狩りをしようか」

「ん、そうだね。ただ弓を射るだけだけど、やっぱりなれないから疲れちゃうね」



 へらりと笑って、今日はもうおしまい。

 いやぁ、私にしては頑張ったと思いますよ? そもそも2年引きこもってた私だから、むしろこのペースはかなり早いのではないかとすら思う。いや、花がいたら即日レベル上げをすること間違いなしだけれども。





 そして翌日。

 私とイクルは再び森の中。

 今日もターゲットはハードウルフ。昨日の段階でトラウマは克服したのだ! と、言いたいところではあるがやはり怖い。だって狼だよ? 怖くない日本人がいるだろうか? いやいない!

 若干朝方に小雨が降って、森の木々や花が雫を太陽に反射させてきらきら輝いている。まるでこれからレベル上げのために狩りをする私を応援してくれてるみたい……とは、思い込みがすぎるかもしれないけれど。

 木の根元でうさぎがうとうとしていたり、鶏が葉を食べていたりと、落ち着いた雰囲気が漂っていた。

 が、そんなほんわかムードもすぐに終わりを告げる。なぜならイクルが察知をしながらハードウルフへ向かって行くからです。そんなことを考えていれば、少し前を歩いていたイクルがさっそくハードウルフをゲットしていた。



「ひなみ様、いいよー」

「あ、はいっ!」



 軽く「いいよー」って言われても、少しは心を落ち着ける時間が欲しいですイクル先生。思わず言葉遣いも敬語になってしまうというもの。

 ととと、あまり考えているとイクルを待たせてしまう。意を決して弓を構え、ハードウルフを睨みつけて狙いを定める。オート必中とか言っちゃ駄目。気分も大切なんだよ……きっと。



「ようし……えいっ!!」

「また気の抜けるかけ声を……」



 ハードウルフを足で押さえつつも呆れ顔のイクル。うん、いつも通り。

 私が放った矢はまっすぐイクルの足にいるハードウルフへ向かって行った。昨日と同じ様に2匹を同時に倒した。光りになってハードウルフは消え、残った矢は地面に突きささって花となった。



「うん、順調だね。今日はあと2セット行けるかな……あっちの方にハードウルフがいるね」

「イクルは何でもできて万能だねぇ。こんな楽に狩りをしてていいのかなぁ」

「まぁいいんじゃないの? 俺を呪奴隷にしたのだって、ひなみ様の力であることに違いはないよ」

「そっかなぁ……」



 それでもなんとなくもやもやするのです。

 っと、そうこうしているうちにハードウルフが5匹やってきた。あれ、これってデジャヴかな?

 とりあえずイクルが何匹か倒してくれるはずだから、それを待ってから私は矢を射ればいい。と、思っていたのですが。イクルが一向に敵を倒そうとしません!



「大丈夫、このままいっちゃっていいよ」

「あ、はい……」



 というか、ハードウルフ5匹をなんなく足と棍を使って足止めするイクルは何なのか。達人の域に達しているのではないのだろうか……! 足と棍で軽くハードウルフに打撃を与えつつ、私の方へくるのを食い止めている。イクルVSハードウルフ5匹、ドラマだ……!

 そんなことをもやもや考えていれば「ひなみ様?」と、イクルから少し心配した声が聞こえた。



「ごめん! ちょっと5匹に圧倒されてた……えいっ!」

「大丈夫ならいいけど……」



 イクルが呆れ顔をするかけ声とともに、矢を放つ。今回も無事に5匹のうち2匹を仕留めることができた。

 続けてそのまま弓を構え、大きく引く。それと同時に矢が自動でセットされ、後はいつでも放つことができる。そのまますぐに矢を射れば、残ったハードウルフへ一直線に飛んで行く。

 2匹を倒して、残りの1匹はイクルが倒してくれるはずだ。と、思っていたのだけれども。



「うそっ! 3匹倒した……!?」

「みたいだね。レベルが上がったんじゃないの?」



 今まで一度に倒せるハードウルフは2匹だった。それが、今回は3匹を1本の矢で倒すことができた。1匹ずつ順に矢が貫通し、3匹倒したところで地面にささり可愛い花となった。

 確か私のレベルは3だったから……今は、4になっているのだろうか。

 ようし、ちょっと確認してみよう。



「ステータス!」



 〈 楠木ひなみ 〉


 15歳

 Lv. 5


 HP 85/85

 MP 128/128


 ATK 28

 DEF 28

 AGI 37

 MAG 57

 LUK 142


 〈スキル〉

 神様の箱庭

 光の狂詩曲(ライト・ラプソディア)

 天使の歌声(サンクチュアリ)


 〈称号〉

 リグリス神の加護



「あ! レベルが3から5になってるよ……! すごい!」

「ハードウルフだから、結構経験値がよかったんだろうね。ただ、レベル5以降は上がりにくいんだよね。ここが最初の壁かな」

「そうなんだ……! でも、私はイクルにサポートしてもらって武器も反則なみに協力だから……ちょっと他の人に申し訳ないよね」

「さっきも言ったけど、それもひなみ様の力だよ」

「うん、ありがとう」



 なんだろう、見るとLUK……運勢的なものの上がりが突出しているように思うけれど、これは何かいいことがあるのだろうか。そして体力的な部分がまったく上昇していないような少しはしているような。

 私はこの数値でこれから先しっかりと冒険的なことをしていけるのだろうか。少し不安になりつつも、イクルやまろ……それにシアちゃんたちもいるから、きっと大丈夫だと自分に言い聞かせる。



「ようし、イクル……がんばろうねっ!!」

「はいはい……」

そういえばついったはじめました!

って、ここで書きましたっけ……?

よかったら絡んでくださいな〜


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