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箱庭の薬術師  作者: ぷにちゃん
第1章 異世界生活スタート
30/175

【紹介】イクルと雪うさぎ

挿絵(By みてみん)


 〈 イクル - 呪 〉


 19歳

 Lv. 21


 HP 2,112/2,112

 MP 1,267/1,267


 ATK 387

 DEF 310

 AGI 465

 AMG 310

 LUK 20


 〈スキル〉

 風魔法 - 探索


 〈状態異常〉

 ステータス値減少

 攻撃魔法仕様不可

 猫舌



 〈 雪うさぎ:まろ - 魔物 〉


 Lv. 1


 HP 30/30

 MP 1,000/1,000


 〈スキル〉

 雪魔法 - ???


 〈称号〉

 リグリス神の加護


 ※1章終了時のステータスになります※







 ◇ ◇ ◇



 朝から森へ入り、ククリの木を探す。

 今日でもう2週間程度だろうか…木は一向に見つかる気配が無い。やはりこんな浅い森には生えていないのだろうか。



 5分程度あるけば、前方にスライムが1匹見えた。この森は浅い為か、雑魚しかいないので気楽に探索が出来る。もっと強い魔物がいたら、俺では対処出来ないのだから。

 軽く棍でいなし、スライムを倒すと自分の肩から『みっ!』と鳴き声が聞こえた。



「まろ… 家でひなみ様と一緒に待ってれば良いじゃない」

『みみ~!』



 ここ数日、森へ探索に出ると何故かまろが付いてくるようになった。確かに、雪うさぎであるまろはもともとこの森の住人であるし、この森には強敵がいないから一緒にいても特に危険はないのだけれど。ただ、問題なのはいつのまにかついてきているということ。気配を消しているのかなんなのか、気付いたら俺の肩に乗っているというしまつ。

 気配には敏感なはずなんだけど、うーん…さすがは希少な雪うさぎ、といったところだろうか。



「とりあえず、木を探そうか、まろ」

『みっ!!』



 力強い返事をし、頷くまろ。

 まったく、俺についてくるなんて物好きだね。



『み?』

「ん? どうしたのさ」



 突然まろが『み~!』と鳴き出したかと思えば、俺の肩から飛び降りて一直線に走り出した。



「ちょ、待ちなよ…!!」



 やばい、見失いそうだ。

 雪うさぎは、その可愛さのほかに…足がとても速いことで有名でもある。まろが全力で走ったとなれば、俺では追いつくことは不可能だ。

 風魔法の探索をしっかりと発動させて、見失ったとしても気配で分かるように神経を研ぎ澄ませる。

 しかし、まろは突然どうしたというのか。突如強力な魔物や、人が現れたような気配は感じなかった。となると、残る可能性は…何かを、見つけた?





「あれは…ククリの木?」



 予想通りというか、なんというか。

 しばらく走れば、1本の木下にまろがちょこんと座り俺を待っていた。そう、それは、ククリの木。



「どうやって見つけたのさ…」

『みぃ~!』



 まるで褒めてと言わんばかりにまろが飛びついてくる。それをしっかりと受け止める。

 頭を撫でて「偉いね」と声をかけてやれば、満足したのか俺の肩にもどっていった。



 さて、この木を持ってひなみ様のところに帰ろうか。

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