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私は急に止まれない。2  作者: 桜 夜幾
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第六十三話 まったりの日です



 今日の予定は特になし。と言うことで朝から宿題をやった後、まったりと過ごしています。

 父と龍矢さんは仕事なのでいませんが、華さんと一緒に香矢さん達が泊まる用意をしたりして、ソファに横になったり床にマットを敷いて華さんと二人で横になりながら話したりしました。

 夕飯の時間は少し遅めにして、父と龍矢さんの帰りを待ちます。

 父が帰ってきたのは七時頃で龍矢さんは八時少し前に到着、色々用意してご飯を食べ始めたのは八時半を過ぎていました。

 さすがにお腹がペコペコで、会話より食事の方に集中してしまったのですが、そんな様子をニコニコと笑顔で見られていたのに後から気づいて少し恥ずかしかったりしました。

「帰ってくるときに雨が降っていた」

 と龍矢さんが言っていたので窓の外を見ると、シトシト雨が降っていました。

 後かたづけをした後、一学期の話を三人に聞かせたりして写真を見せたりしていると、時間はあっという間です。

 疲れていたらしい父と龍矢さんが寝室に行った後、華さんとリビングのソファに座ってお茶を飲んでいました。

「華さん」

「なあに」

「ありがとう」

「どうしたの?」

「私が寮に入ったから、うちの家事をお願いすることになっちゃって」

「マナは一人でも大丈夫って言ってたけどね。私が心配だったのよ。マナは一通り家事が出来るけど、陽向がいないと絶対何もする気が起きないだろうなって」

 龍矢さんも心配して、華さんにうちに行くように言ってくれたそうです。

 毎日ではないにせよ、任せてしまっているのは申し訳なく思っています。

 でも確かに父が独りではないと思うと安心しているところもあるので、お願いしてしまっているのです。

「可愛い弟と陽向の為だもの」

 ぎゅっと抱きしめてくれて、泣いてしまいました。

「大丈夫?」

「最近すぐに涙が出ちゃって」

「今まで泣かなかった分、いっぱい泣けばいいのよ」

「うん」

 お茶を飲んで少しホッとしたところで華さんがニッコリ笑って卓上カレンダーを持ってきました。

「マナと龍矢。珍しく陽向より先に寝たでしょう?」

「うん」

「それはね、夏休みを取るために頑張ってるからなのよ」

「えっ」

「香矢さんと千歌さんも来るし、ここの一週間は休みをもらえることになってるんだって」

 家族で一週間ゆっくりできるんですね!

 カレンダーをじっと見て、また泣きそうになりました。

「あ、明日の朝。二人にお弁当作る!」

「そうね、二人とも喜ぶわ」

「うん」

「マナなんか、職場で自慢しそうよね」

 そういえば寮に入ってしまってから父にお弁当を作っていません。

「陽向…」

「うん?」

「……何でもない。さ、明日のためにも、もう寝ましょうか」

「うん、お休みなさい」

「おやすみ」

 廊下で別れて私は自分の部屋に入りました。

 まだ雨音が聞こえますが、天気予報では明日は晴れのはずです。

 

 枕元にある目覚まし時計を久しぶりにセットして、ベッドに入りました。


 明日の午後は真由ちゃんと真琴と和香と四人で遊ぶ予定になっています。

 着ていく服を決めていなかったな…と思っているうちに眠ってしまったのでした。



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