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私は急に止まれない。2  作者: 桜 夜幾
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第五十一話 一学期の終業式です



 明日からいよいよ夏休みです。他校との交流が残っていますが、一学期のお仕事は今日で終了です。

 一番大変なのは風紀委員ですね。夏休み中も部活がある日は、人数が少ないとはいえ見廻りの仕事があるそうですよ。


 朝のミーティングも軽く終わって教室へ行くと、すでに夏休みを思ってか教室内は賑やかでした。

 篠田先生が入って来てもしばらくは騒がしいくらいでした。

 

 終業式が行われるホールへの移動中、軽く雨が降ったりしましたが、すぐに晴れて制服もすぐに乾きます。さすが夏ですね。

 始業式の時が嘘のように、何事もなく終業式は終わりました。

 篠田先生も人気にんきは未だにありますが、騒ぎになって困るほどではなくなりましたね。

 一時期、かの有名な俳優さんに似ている先生がいると噂になってテレビ取材の申し込みがあったそうですが、理事長がお断りしたそうです。

 

 ホームルームも終わって皆さんそれぞれ帰るのですが、寮生が帰宅する日は様々です。

 今日すぐに帰る生徒もいれば一週間後の生徒もいます。

 ただ、一週間後には閉寮となり夏休みが始まる一週間前まで戻れません。その他滞在したい場合は宿泊施設の方となります。

 なので、皆さん引っ越しですかと聞きたくなるくらい荷物が多いです。キャリーケース、一つなのは私だけでしょうか。

 私は友千鳥高校で行われる、納涼祭が終わってから自宅に帰ることにしています。

 

 そうそう、そういえば納涼祭。結局全員で行くこととなりました。しかも風紀委員二名が随行。

 まぁ全員が乗っても余裕どころか、がら空きのバスですからね。昨年も思いましたが人数すくないのに大型バスが生徒会専用ってどういうことなんでしょう。


「陽向ちゃん、何ぼーっとしてるの?」

「あ、芹会長」

「これからお昼ご飯食べに行くけど、一緒に行こうよ」

「はい」

 学食は今日で終了です。夏休みが始まるまで入れなくなります。

「夏休みの間に学食の横にある自販機が変わるんだって」

「そうなんですか」

「新商品が入るみたいだから、楽しみだね」

 ペットボトルや缶の飲料を自宅ではほぼ飲まないそうで、学校で飲むのが楽しみなんだとか。

 学食へ行くと結構な生徒がいました。

 芹会長を発見して黄色い悲鳴があがります。

 ニコニコ笑いながら手を振る芹会長に向けてシャッター音がすごいですよ。一緒に写ると大変なので、一歩後ろへ下がって歩きました。

 生徒会専用個室へ入ると、すでに私たち二人以外はそろっていて食事をしていました。

 修斗先輩が芹会長より先に食べているのは珍しいですね。大抵いつも一緒ですから。

「あ、修斗。早かったね。どうだった?」

「やはり芹の言った通り、行きたいと駄々をこねた」

「諦めてくれた?」

「ああ。だが北海道には行くと言っていた」

「後藤田先生が来れないから、まぁいいか」

 納涼祭には来ないけれど、北海道の高校との交流には付いてくるということですね。

 未だかつて納涼祭に理事長が付いてきた例などないそうです。

 まぁ公立の高校もありますから、そりゃそうですよね。

「理事長って暇じゃないはずなのにねぇ」

 芹会長がしみじみと言いましたけど、確かにそうですね。

 

 納涼祭は明後日です。

 明日は一日のんびりと過ごさせていただきましょう。



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