表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
13/17

保健室にて


 俺が次に目を開けたのは学校の保健室のベ

ットの上だった。ぼやっとした視界の先には

、白い天井が広がっている。なんだかひどく

気分が悪い。頭がズキズキ痛み、若干の吐き

気がする。


「なんで保健室にいるんだ俺?」


 そんなことを考えつつ独り言をつぶやく俺

。すると突然俺の視界に3つの顔が割り込んで

きた。俺は慌ててベットから上半身を起こし

、3つの顔を確認する。


 一人目は右意、二人目は帳、三人目は・・

・そうか思い出したなぜ今俺が保健室にいる

のかが。この金髪の美少女いや違ったコイツ

は男だった。俺がちょっとした悪乗りをした

らこいつがそれを本気にして俺ににスタンガ

ンを押し付けたんだ。


「おぉ。やっと目が覚めたかもう死んでしま

 ったかと思ったぞ」


 最初に声をかけてきたのは、俺を保健室送

りにした張本人の金髪の美じ・・美男子だっ

た。


「俺も目覚めた時はここが天国かと錯覚させ

 られたよ」


 言って俺は金髪の男をジト目で見つめる。

だがそんな俺の視線を全く気にせずに金髪の

美男子は話を続ける。


「ところで君のその髪色から察するに君はあ

 の有名な不良の“銀髪の鬼神”夜舞姓君だ

 ろ?なんでさっきあんな弱そうな不良相手

 に土下座しかけてたんだ?」


 不思議そうに俺を見つめながら聞いてくる

金髪の美男子。


「それには色々と事情があってだな・・・」


「その件については私が説明しよう。だがそ

 の前に性別の判断に困る君は一体誰だ?」

 

 右意は食い気味に俺のセリフに割り込んで

きた。そして首を傾げて金髪美少年の方を見

つめる。


「あぁ自己紹介が遅れたな僕は三年の鬱木乙

 うつぎおとやだ。そして僕は男だ服

 装を見れば一目瞭然だろ」


「そうかそれは済まなかった。君は男装好き

 の僕っ娘なんだな私は二年の左月右意だ。

 夜路死苦なおっちゃん先輩」


 右意は滅茶苦茶な解釈をしているようだっ

た。まぁあの見た目を男だと信じろってのが

無理な話なんだろうけど。


「私は同じく二年の土ノ日帳です。よろしく

 ですおっさん。私、今まで生きてき

 てあなたのような美男子は初めて見ました

 。本当についてるんですか?」


 右意と同様に帳も鬱木先輩のことを疑って

いるようだった。


 右意に続いて帳も自己紹介をすませ、そし

て二人とも自己紹介の最後に悪意たっぷりの

呼び名で鬱木先輩のことを呼んだ。


「二人とも僕が男だということを疑っている

 ようだな。ならば僕が男であることを証明

 する決定的な証拠を見せてやる」


 鬱木先輩は可愛い美少女のような声でそう

言って、自分のベルトに手をかけた。そして

ベルトを緩めてズボンを脱ぎ始めた。それを

みて流石に慌てたふたりは両手を顔にあて目

を隠す。二人とも指と指とのあいだに隙間を

作りこっそりそこから覗いていたことは見な

かったことにしよう。そして俺も目のやり場

に困って慌てて目を瞑った。


「わっ・・わかった乙ちゃん先輩は男だ。だ

 からそのズボンを上にあげてくれ」


「そっ・・そうですよそれ以上脱いだら猥褻

 物陳列罪わいせつぶつちんれつざい

 訴えますよ」


「よかった二人とも物分りのいい娘たちで。お

 かげで姓君みたいな目に合わせなくてすん

 だよ」


 ニコッと微笑む鬱木先輩。だが決してその

目は笑っていなかった。てかこの人、性別と

か関係なくスタンガンを使うつもりだったの

か?なんて物騒な武装美男子なんだ。


「では話を戻そうか。今の姓の置かれている

 状況につてだ」


そして右意は帳と鬱木先輩に今俺がどんな状

況に陥っているのかという説明を始めた。そ

れは必然的に右意が臆病神だということもみ

んなに知られるということだ。でもこんな現

実離れした話をこの二人は信じてくれるのだ

ろうか?


 右意が一通り説明し終えると、帳と鬱木先

輩はそれぞれ腕を組んでしばらく考えるよう

にしてからお互いの顔を見合わせる。


「私の知らないあいだに姓さんがそんなこと

 になっていたとわ。じゃあ私たちがするこ

 とはもう一つしかありませんよね乙さん」

 

「だな。可愛い後輩の面倒を見るのも先輩の

 役目だしな」


 あんたの方がよっぽど可愛いけどな。って

何考えてんだ俺危うく新しい扉を開きかけて

しまった。てか二人とも右意が臆病神である

ことを知っても、大して驚いた様子を見せな

かった。そして話は変な方向に進みだした。


「ん・・・?」


「今日から私が」


 先に帳の声。


「今日から僕が」


 あとに鬱木先輩の声が続く。


「「守る」」


 最終的に二人の声が重なった。


「えっ・・!?あっ・・・はい」


 あまりにも二人の顔が真剣だったので俺は

断ることができなかった。そんなこんなで今

日から俺に頼もしい二人のボディーガードが

警護してくれることになりました。































 


















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ