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第三十一話

下の方には、

「空想の植物を募集しています。」

という文言と宛先の記載があった。

自分より小さな子供の作品を見てみれば、こんなものがあった。

「どこかで見た薬草」

流石に2度見した。

私たちはもうどこかおかしくなっていたのかこれを持ってレジに向かった。

「これ、お願いします。」

「はーい。えー、1500円となります。」

どうやら私たちの知らない間に物価が上がっていたようだ。高い。

「お支払いは?」

「図書カードで。」

私と悪魔は現金しかなかったが、由紀がなぜか持っていた。

「無料の紙袋、有料の手提げ袋のS、手提げ袋のLがありますが、いかがなさいましょうか。」

「紙袋で。」

紙袋は無料なのか。

「はーい、ポイントカード等はございますでしょうか。」

「あります。」

由紀は一体なぜこのようなものを持っているのか。

私たちが奇行のようなことに走っていたのに気が付いたのは不運にも書店を出た後だった。

今更後悔してもどうしようもないためこれを手掛かりにするとしよう。

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