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第十九話
さてここからどうしようかな
駅と隣のビルの隙間に連れ込んだ。仕方がない。
駅と隣の建物の隙間はやはり万能だ。
さてここからどうしようかな。
相手もさすがに丸腰ではない。
武器は見た感じ刃渡り15cmほどの包丁。
と、投げナイフ3本が用意されてる。
用意周到。
誰も傷つかぬようにようにやっていきたい。
良いスローガン。これからはそういうふうにやっていこう。
謝罪の気持ちを心の中で表現しつつ、相手の武器付きリュックサックを力を使って引っぺがし、道路に投げた。
丁度良く道路のど真ん中に落ちてくれたおかげで直後に通る車には何も問題は起こらなかった。
!?
油断していたせいで背後を取られた。
まずい。
その時、私の頭の後ろを何かが斜めにかすめた。
弾丸?
、、、由紀の銃か。
由紀が銃を持っていることを知ったためか、逃げて行こうとした。
背中を蹴って歩道に飛ばした。
「こいつ警察突き出しといてください。」
通行人に伝え、私達はその場を去った。
今思えば行方不明者なんだから言わない方がよかった気がする。
年末年始って衝動買いしちゃいますよね




