第1話 ゲームスタート
初投稿です。作品のあらすじとかプロフィールとかは後々変えていきます
俺は横村啓吾。どこにでもいる高校二年生だ。
友人の刀弥に誘われて俺は最新VR技術を活用したゲーム「スキルワールド」を買ってみた。
このゲームは今までのゲームとは一線を画すシステムが取り入れられている。
そのシステムとはゲームを開始すると1つランダムにスキルを貰えるのだが、プレイヤーに殺された場合そのスキルが自分を殺したプレイヤーに渡り自分は3万課金するか新しいソフトを買い1からやり直さないといけないという鬼畜システム。
だから金持ちがゾンビ戦法してるとかどうとかクイッターで呟かれてる。
他にも色々なシステムがあるらしい。
基本はよくあるなろうもののような世界観で出来ているとか99本の鍵があるとか…そのうちの2本は世界2位のプレイヤーと4位のプレイヤーが保持しているらしい。残りの97本は入手方法すら分からないようだ。
とりあえずやってみないと分からないので刀弥に言われた通り起動してチュートリアル終わらせてスキルを貰う
「始めるか…」
『スキルワールドへようこそ。プレイは初めてですか?YES◀︎/NO』
ゴーグルを付けた瞬間俺はスキルワールドの世界に引き込まれた。
グラフィックが現実のように感じれる…
こんなゲームはプレイした事がない。
俺は早速YESを押した
『まずはこのゲームの操作方法についての説明をさせていただきます…』
五分ほどで基礎的な操作方法を理解した。
基本はゴーグルと首、肩、肘、手、腰、股関節、膝、足の検知器と武器スティック、全身スーツだけでいいのだがレベルやスキルに応じて追加アイテムが必要になるらしい。
例えばハイジャンプ用の特殊マットや特殊武器のアタッチメント等だ。
『操作方法の説明を終了しますか?
※今後もメニューから見ることが可能です
YES◀︎/NO』
まあ特殊なスキルが来ない限り大丈夫だろ。
『次はキャラメイクに入ります。
ご自身の身体を元に作成しますか?
YES◀︎/NO』
ゲームの中でくらい自分を忘れさせてくれよ…もちろんNO
『コラボキャラや開発陣が用意したノーマルアバターを元にして作成しますか?
YES◀︎/NO』
オリジナルな感じが欲しいんだよな…NO
『キャラメイクを開始します。』
この後俺は1時間ほど悩み続けてキャラを作成した。
種族は魔人。魔族と人間のハーフらしいが1本の角以外人間との変化はないような気がする。
アバターの性別は男で銀髪ロング、爽やか系イケメン顔でオッドアイ。
体格は身長が173位で痩せ型。
こんなもんでいいか…服とかは運営が用意した初期装備を着なければいけないが生産系スキルがあれば自分で好きな服を作れる。
『あなたのニックネームを決めてください。入力は音声で可能です。』
俺はゲームをする時必ずつける名前があるのでそれにする。
「ナイティア=フォン=バルバ」
『名前に苗字などはつけれません。』
クソが!…1つでとなると新しい名前を考えないとな…クレイ…いい名前だ。
「クレイ」
『ニックネームを登録しました。
最後にあなたに付与するスキルの設定とその説明をさせていただきます。』
来た!出来れば扱いやすい純粋な身体強化系を!
『あなたのスキルは『軽重操作』です。』
物の重さを操れるとかか?
『スキルの説明を開始します。
あくまでもここで説明するスキルの使い方は例ですので、ほかの使い方もあることをご理解ください。』
まあ他のゲームでもスキルの応用はあるからな。
『あなたのスキルは触れた物の重さや自分の重さをある程度操る力があります。
今から仮想敵に対しての模擬戦で使い方をまなびましょう。』
予想通り、でも他の使い方もあるのか…
『あなたの正面にたっているカカシを殴ってみましょう。』
壁に当たんねえかな…オラ!
…俺が放った拳はゲーム内では途中で止まった。
『ここで仮想敵に対するダメージを上げるために軽重操作を発動しましょう。
軽重操作を自分に使用する時は重さを変えたい部分のボタンを押しながら軽くしたい時は軽化、重くしたい時は重化と叫んでください。』
なるほど
「重化!」
俺はそう叫びもう一度拳を奮った。
今度はカカシに触れる直前でに拳が止まった。
『次は相手に軽重操作を付与しましょう。
自分以外に軽重操作を付与する場合は触れたいものとの距離を10センチ以内に縮めてから軽与もしくは重与と叫んでください。』
俺は3度目の拳を繰り出しながら叫んだ
「重化!、軽与!」
今度は止まらずカカシに命中。
47という数字が殴った場所から見えた。
『今表示された数字があなたのダメージ数です。
ダメージの目安としてはなんのスキルもない状態でレベル1の一般人が殴ったダメージが20となります。』
俺強くね?
『次にあなたのスキルにあった初期装備を与えます。
あなたの初期装備はバットと銅玉3個です。バットを利用してスキルを使用してみましょう』
この後5分ほどで説明が終わった。
バットを鈍器として使用したり銅玉を打ったりして使えるらしい。
銅玉を打つのは武器スティックの第1ボタンを押すだけでできる。ゴーグル側のカーソルに銅玉が飛んでいくので野球経験がない俺でも扱える。鈍器としての使用は武器スティックを振るだけ。
バットを持ってる状態での軽重操作は第2ボタンを押すだけでいいらしい。
俺としてはもうちょいトリッキーな武器が好きなんだが…まあ仕方がない。
『ではスキルワールドの世界へ行ってらっしゃいませ。』
俺はスーツから涼しさを感じながらどこかの森に飛ばされた。