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第三回 チハルとダイアが初めて出会ったのは
チハルとダイアが初めて出会ったのは、新学期からひと月が経とうとしていたころだった。この時のチハルは部活に入るか迷っていた。すでにほかの生徒は決めている。友人の二人もテニス部にしたそうだ。
先のことなど考えないチハルにとって入学してから最初の問題だった。部活は自分で決めなければならない。
運動部は自分に向いてない。かといって、ほかの部活も皆盛んに精を出している。部活を頑張る気はないから、どこか退屈そうなところに居座らせてほしい。帰宅部になる度胸はなかった。




