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第二十五回 「しかし、なんや?」


「しかし、なんや?」


「しかし……今の彼が言ったことは、あまりに世間知らずで、現代の少子化の時代に学校が減るというのは免れぬことであって、つまり……」


「つまりなんや?」


「つまり……伝統ある我が校の面子を保つためにも、潔く門を閉ざしたほうがよいかと」


 ダイアは声を張り上げて校長に訴えた。


「ちがいます!生徒は増えます!」


 監督はダイアを見て、初めて怒った。穏やかだが、静かな怒りがにじんでいる。


「君は若いよ」


「若い?」


 ダイアも監督を見た。二人は隣同士で見つめ合う形となった。


「君は世の中が自分の思い通りになると思っている。しかもそれが最善だと思い込んでる。傲慢だよ。君は人を軽蔑してるんだ」


「私は現代の可能性を信じているだけです」


 ダイアは毅然と言い返した。

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