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サムライ・ソルジャー~名も無き戦士達の戦い~  作者: 佐久間五十六


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第五章~戦人(いくさびと)~

 世界では民族紛争や宗教対立や資源の争奪戦、テロとの戦い等、多様な形の戦争が後を立たない。こうした戦場で活動しているのは、当然各国の正規軍の兵士であると思う人が大勢を占めている事だろう。

 しかしながら、殺し合いの進化した西暦2509年の世界には、軍兵士がする仕事をする民間軍事会社なるものが台頭し、その社員戦闘員が戦場で様々な活動を行っている。

 民間軍事会社の誕生はそれなりに古く、1990年代の昔まで遡る。当時の米合衆国軍隊は、冷戦の終結に伴い、予算を削減し兵力を増やせないまま、湾岸戦争を戦っていた。そこで、当時は傭兵の集まりに過ぎなかった民間軍事会社に後方支援を委託。これをきっかけに、米国内外で軍事業務を請け負う民間軍事会社が星の数の様に登場するきっかけになった。

 その後、2001年9月11日の米国同時多発テロが発生すると、民間軍事会社は飛躍的な発展を遂げる事になって行く。戦地における米国政府要人や国際団体の職員の護衛や、米国正規軍がやるべき仕事の数々が民間軍事会社に業務委託された。その結果、イラクやアフガニスタンには総勢二万人を越える民兵が送り込まれ、米国の同盟国と遜色ない民兵が多数の軍事会社から送り込まれた。

 それでは、民間軍事会社の人員は戦場でどの様な仕事を請け負うのか?多くの場合、食糧や武器・弾薬の輸送や、宿営地(基地)の警備に水の確保。と言った後方支援業務をはじめ、兵器や兵器システムの修理やメンテナンス業務に、紛争後の復興・安定化事業における地雷除去作業や不発弾の処理等を請け負っている。さらに、諜報・偵察、監視活動を請け負う会社もある。

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