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サムライ・ソルジャー~名も無き戦士達の戦い~  作者: 佐久間五十六


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中途半端な存在

 たかだか数人のミッションであろうとも、何千人の大規模なミッションであろうとも、一つのミッションと言う点においては、重要性は変わらない。失敗を恐れてはいけない。失敗しても仕方無い位の腹積もりでいれば、たとえミスを犯してもそのミスがなければ成功しなかったと、言わしめれば良い訳である。

 まぁ、状況次第だが自分や仲間の命さえ無事ならば、それさえ理解していれば及第点だろう。この作戦において結果を出す事で、自分にどの様なエフェクトがあるのかを理解する事で、部隊運用がスムーズになって行くのは確かである。

 それさえ分かっていれば、多少の不備は味方同士でカバー出来る。そして吸収及び学習する。大切な事は、自分達がどの様な場面でどの様な使われ方をしているのか、と言う事をきちんと把握しているのか、と言う事である。

 真のエリートとは、そうした状況判断がきちんと出来る能力を持っているはずである。それが無いと言う事はエリートの資質を欠いている事にもなる。

 ゼロフォースは、エリートの集まりではない。しかし、ド素人でもない。連邦軍の中の下クラスの言って見れば中途半端な存在でもある。その中途半端さが、ゼロフォースをゼロフォースたらしめている要因でもあり、良いとこ取りのゼロフォースの真骨頂でもある。

 戦いをこなす中で、磨かれる資質は、通常の部隊と同じとは言えず、ゼロフォースの方が確実に顕著に現れている。それは、上の人間も評価しているし、青流元帥も一定程度の信頼をおいている。部隊としての成長は即ち、個人の成長にも繋がる。健全な部隊運用のスタイルからすれば、部隊と個人の成長は比例するものでなければならない。データ的な分野でも、ゼロフォースは確実に顕著に成果を残し始めていた。

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