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7. 転生王女、報連相は大切です。

 そう言えば、マリーの婚約者のルーク王子とは、いつ会うんだろう?


 香として知っている彼は、16歳。

 マリーと同じ歳のはずだから今8歳だよね。


 まだ、会ったことはないはずなんだけど。


 うわぁー、どどどど、どうしよう。

 絶対8歳のルーク様可愛いはず!

 愛でたい。撫で撫でしたい。


 決めた! 会ったらまず撫で撫でしよう。


 確か、ルーク王子はツンデレな感じで素直じゃなかった。

 そこがプレイヤーとしては楽しいんだけど。

 婚約者のマリーは不安だっただろうなあ。

 恋人があの態度だと心折れるわ。

 そんな彼の態度に不安になったから、マリーは余計にヒロインちゃんを虐めてたんじゃないかな。


 うん、きっとそうに違いない。

 原因はお前か!

 でも、かっこいいから許す。

 だってルーク王子は、前世でイチオシだったんだよ。

 ちょっと影のある感じのツンデレとかデレた時最高だもん。


 そこ! チョロインとか言わないで。

 それは、自分でも分かってるから。


 ルーク王子は、不器用なんだろうな。

 甘えたいけど、甘え方を知らない的な感じで。


 うん、とにかくルーク王子とは時間をかけて仲良くなろう。


 3…ルーク王子

 特徴……ツンデレ(デレは見たことない)

 対策……愛でまくる


 これでいこう。

 単純とか言わないで。恋愛偏差値0だから。


 そうと決まったら、いつ会えるかだよね?


 お母様に聞いてみようかな?

 と思ったところで、侍女のベリルがトレイに手紙を乗せて持ってきた。


 封筒を見てみると驚くことに隣国の紋章入りだった。


 もしもし? タイミング良すぎじゃない? なんなの? 私の日記という名の攻略ノート見てたの?


 隣国から間諜がはなたれているとか?


 受け取る際に、若干顔を引きつらせてしまった。

 ベリルに「なにかありましたか?」って聞かれたけど、笑って誤魔化すことにする。

 私は何もしてないよとアピールです。


 ペーパーナイフで、開封する。


 予想通り、訪問のお伺い。

 でも問題なのは日付けよ、日付け。


 って、えぇぇぇぇ! 今日の午後!

 急すぎないかな? ルーク王子!


 隣国から馬車で3日の距離なんですけど。

 どうしてこうなった?!


 父様たちは知ってて、私だけ知らなかったとか?


 有り得る……。


 返答次第では、父様たちを……って悪役令嬢みたいになるところだったわ。

 危なかった。


 午後か……、急いでベリルにルーク王子の訪問を知らせて準備をお願いして、あとは……あー緊張してきた。


 とにかく会ったら全力で、愛でることにするわ!

侍女のベリル……今日はマリー様の引きつったお顔が可愛らしかった。王妃様に報告しなきゃ。←イマココ


マリー……ツンデレとか美味しすぎ。とにかく8歳のルーク王子をなでなで楽しみすぎる←イマココ

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