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第一話 天からの贈り物

星の状況と「何か」の説明です。

地球なら4000年のところでこの星「セーゲン」は

わずか2000年で地球の今と変わらぬ発展を遂げた。


理由はいわずもなか「贈り物」と呼ばれる

人間で言えば特殊能力のことを指す。

だがその「贈り物」は有機生命体において一つとして重複しなかった…

すなわち一つ一つが「個性」として扱われてきた。


今で言う核も既に出来ていたが、「贈り物」による力で

すぐさま核に対して無効することが出来るものも出来てしまった…

これにより『人間』は「個性」を伸ばしていこうと世界が決定した。


何しろ使える「贈り物」は特定の物を何かする力や何が出てくる力など

その反面使いこなせなければ生きられぬ壮絶な社会と化した。


それは『人間』だけではな『動物』などの脳がある生き物なら何でも

「贈り物」の恩恵を受けているのである。

分かりやすく言えばライオンが「噛み付く牙」を「飛ばせる」力あったら?

無論ライオンも本能で理解するだろう…


それが世界中に含まれているのだ…一般市民はそれらの危機管理もあって

遥か未来のようなSFみたいな世界とは言えないぐらい村や町は

多少の塀などで囲って暮らすところもあるのだ…。


あとは大陸だが…現代のように地盤で移動し分散するかと思ったのだが…

「贈り物」の力で地盤を無理やり固定し、同程度の大陸が5つ分かれたような

分け方だった。


なお「贈り物」に関して小さい力だったり大きな力だったりと様々あるが、

一番重要なのはこの力を使用にするに当たって何らかの代償が

必要であることも留意したい。当たり前の話だが何も無いところから何か出せると言うことはそれに等しい代償を当てなければ+-も無いのだから…。


「贈り物」の認識は基本的に生まれたときから在り、また使い方も条件も

そのときに付与される。すなわち死ぬその時までその

「贈り物」は決して裏切らないと皆分かっていた。


…さてこのような「贈り物」で『人間』は何をしたか?

当然だが優劣をつけるようになってきた。

それは自明の理であることは明らかであった。

「動物」などはその力を余すことなく使うだろうが、

『人間』は喜怒哀楽があり、考えることが出来る数少ない生物だからだ…


…そんな世の中の一人とある少年がいた…。

「使えない」と言っていいぐらいの特殊能力と見なされたのだ…

物語はそこから始まる…

一応星の管理を任された人はある種の「主人公」です。

ただ、いろんな人のいろんな「贈り物」を管理者がちょっとしたアイデアを

出す程度かもしれません。一話完結方式かもしれないし

話が繋がってることもあると思います。

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