表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/15

★えぴろーぐ


あれから二日後…


「おはようございますカニ先輩!」

ここは、天園の悪魔対抗課アジア支部の部屋。

「タロエル。もう退院したのか。」

「はい、お陰様で。天界の医療は進んでますねぇ。つい二日前までは、生死をさまよってたのに、俺。もうこんなに善くなって。」

「まだ良くなったようには見えないが…」

俺は、いま右手はギブス、左手と腹部に包帯を巻いている状態だ。

「ま、いろいろ大変だったすよ。右手は、義手決定だし。」

「ああ、お前が入院してる時、俺も大変だったよ。お前が任務に関係もないのに羽を使ったりエレメントを使ったお陰で始末書が、山の様にだ。」

え?そんなに?

「タロエル。今日から後始末大変だと思うけど頑張れよ。」

「そんな〜殺生な〜。カニ先輩手伝って下さいよ〜。」

「アホ。俺もお前のせいで仕事が増えたんだ。それぐらい自分でやれ!」


コンコン


ガチャ


「お兄ちゃん、弁当持って来たよ〜」

知らない女が入って来た。はて?どこかで見たような…


「おう、カーニャ。着てくれたのか。ありがとう。」

カニ先輩が言った。カニ先輩の妹かよ。似てねー。


「あ、タロエル、初めてだったな。そっちは監視課に勤めてる俺の妹カーニャだ。」


どっかで見た事あるような気がするんだよな。最近…


「あーっ!!?」

い、い、石川カナだ!!

「こんにちは、タロエル君。」「ちなみに重傷のお前を天界まで運んだのもカーニャだ。」


え、いや、ちょっと待って。


「潜入監視調査の最中だったんです。人間に化けて、天使が×××なことをしないか見張ってたんです。あの時は。」


は?もう意味がわかんない。つまり俺が人間だと思って一夜を過ごした相手は…


監視課!


「ひとつ借りができましたね。タロエル君。」


ああ、大変なこっちゃ…


***


今、俺の奢りでカニ先輩とカーニャと俺で飯を食べに来てます。


「で、正直なとこ。どうだった?今回の任務。」


今回の任務ねぇ

「最悪でしたよ。」

本当に


「ま、一応。天使長から口止めされてるから、周りにはしゃべるなよ!」



「ねぇ、カニ先輩。」

「何だ?」

「天使の仕事って何なんですかね?」

「…」

「あの二人はただ愛し合っていただけです。なのに何で死ななきゃならなかったんすかね?」

「タロエル…」

「俺、なんか悔しいっす。何もできなかった自分が。」

本当に何もできなかった。


「タロエル、強くなれ。強くなって次あんなことがあったら何かを変えられる天使になれ。お前ならできるさ。」


何かを変えられる天使か…


強くなったら宮野と坂田が、笑って暮らせるような世界が作れるのかな?

なら、強くなりたい。


本当の力が欲しい。


そんな気になる一週間だった。

だいぶ勢いだけで書きました。続編を作るつもりなんでそこもよろしく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ