1/5
名を呼ぶ声。願いの言葉。
性懲りもなく新シリーズ。
不定期更新。。
「……クラフト」
そう呟いた瞬間、視界の端に文字が浮かび上がった。
【素材:朽ちた木材】
【素材:錆びた鉄片】
【クラフト可能】
俺は息を呑み、周囲を見渡した。
そこは、崩れかけた廃屋の中だった。
天井は抜け落ち、床には瓦礫と錆びた金属片が散らばっている。
風が吹くたび、どこかで金属が擦れるような音がした。
——ここは、俺がいた世界じゃない。
そう理解するのに、時間はかからなかった。
なぜなら俺は、確かに一度、死んだはずだからだ。
そして思い出す。
意識が途切れる直前、確かに聞いた“声”を。
「お願い……もう一度、世界を作り直して」
それが誰の声だったのか、今はまだ分からない。
ただ一つ確かなのは——
俺はこの滅びゆく世界で、
“作る力”を与えられた存在として、生きることになった
ということだけだった。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
評価やブックマークをいただけると、「よし、続きを書こう!」と作者のやる気が跳ね上がります。
応援していただけたら幸いです。




