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第0話 プロローグ♠動きだす闇

シェルズ城の書斎では王アルフレッドと王女リリアスが話をしていて……。

 ここは、とある場所の墓の前。そこには三十代ぐらいの男女が立っていた。


 男性の方はアルフレッド・シェルズと云い金色の髪で体格が良い。女性の方はリリアス・シェルズと云い透きとおった肌で桜色の長い髪だ。

 二人は兄妹でシェルズ城の王と王女である。


「父上、母上……先代たちよ。やっとこの時がきた。我々の念願を果たす時が……」

「これで本当に良かったのでしょうか?」

「お前が気にすることじゃない」


 そう言われリリアスは悲しい表情を浮かべた。


「そうですわね……」

「そういう事だ。あとは、あの国の大臣しだい。まあ……それほど期待はしていないがな」


 そう言うとアルフレッドは墓に背を向け歩き出して、そのあとをリリアスが追いかける。


 ★☆★☆★


 ……――数日後の現在。


 ここは遥か南西側に位置する火山地帯で誰も寄り付かないほど酷く荒れ果てた土地。ここには結界が張り巡らされていた。

 この結界の中には立派な城がある。城名はシェルズ。城の中にはアルフレッドとリリアスが居て書斎の窓から外を眺めながら話をしていた。


「グレイルーズの大臣オルドパルスが動いた。いよいよだ……」

「そのようですね。ですが、オルドパルスの計画は成功できるのでしょうか?」

「それはどうだろうな。策を聞いた時点で無理だと思った。だが、それで良い」


 それを聞きリリアスは不思議に思い首を傾げる。


「それでは私たちの計画が駄目になってしまいます」

「リリアス……我々の計画が、そんなことで駄目にはならん。そんな……ちっぽけなものではないのだからな」


 そう言いアルフレッドはリリアスへ視線を向けた。


「まあ……失敗してくれた方が好都合。魔神が復活してしまっては、かえって厄介なっことになる」


 そう話をしていると、スッと残像のように小柄な男性が現れる。


「只今……戻りました」


 そう言い小柄な男性は二人のそばまでくると片膝をつき一礼をした。


「よく戻った。それで成果は得られたのか?」

「はい……そのことなのですが」


 この男性はニック・ソルト。元は、ホワイトガーデンの貴族である。

 ある日ニックは母方のオパール家の屋敷を訪れた時、偶然倉庫に封印されていた書物を発見した。それがどうしても気になり誰にも内緒で書物の封印を解いてしまう。

 記載されていた内容を読み、この結界の城のことを知った。結界の城に興味を持ったニックは、どうにかしてこの結界の中に入れないかと考える。

 そして、ついにその方法をみつけ成功して結界の中に入ることができた。結界の中には書物に記載してあった通り城があり人々が暮らしている。

 だがその直後ニックは城の者たちに外部の者だと気づかれ捕まって先代の王の命により処刑されそうになった。

 その時アルフレッドは外部の者であるニックのことに興味をもち監視するからと父である王に頼んで解放してもらう。

 そう外のことを知りたかったためである。その後、自分の側近とし置くことになった。


「何かあったのではないだろうな」

「はい……ですが計画に支障はございません」

「それならば良い。だが、どうしたのだ?」


 そう問われニックは結界の外で何があったか伝える。


「計画のコマの一つの方を失敗したか。まあいい、アッチの方は目処がつきそうか?」

「勿論でございます。ですが、このまま計画を進めれば……もう後戻りはできません」

「そうだな……それでも、この計画を途中で投げだす訳にはいかん」


 それを聞きニックは、ニヤッと微かに笑みを浮かべた。


「私は…………いいえ、なんでもありません。お兄さまが、お決めになったことですものね」


 リリアスは何か言おうとする。だが、その言葉を呑み込んでしまった。表情は悲しげである。


「そろそろ……オルドパルスの建設した城に異世界の勇者たちが集まってくる頃だ」

「いよいよで……ございますね」

「ああ……やっとだ。この二年間、計画に必要な駒を揃えるのに時間を費やした。だが、その甲斐もあって……装置も完成間近だ」


 何かを言いたそうなリリアスだがツラい表情で俯いている。


「完成が楽しみでございます。研究者たちには急がせておりますので、もう少々お待ちくださいませ」

「これが完成すれば祖先の……いや今は私の夢だ。本来の場所へ……」

「やはり……やめましょう。私は今のままの生活で満足です」


 耐えきれなくなりリリアスは発言してしまった。


「まさか心配しているのか? 大丈夫だ! 祖先のような失敗はしない。これだけ念入りに策を練った。それに時間をかけて準備もしてきたのだからな」

「ええ……そうですとも。過去の教訓を生かして、これだけのものを揃えたのですから」


 そう言われるもリリアスは不安の表情を隠せないようである。


「さて、そろそろだ。地下へ行くぞ」

「その前に奥の部屋で準備をされてからがよろしいかと」


 それを聞いてアルフレッドは頷き奥の部屋へと向かい、そのあとをリリアスとニックがついていった。


 ……――そして、この世界の闇が姿を現し忍びよる。

読んで頂きありがとうございます(^^ゞ


これは書いておかないと後々訳わかめになってしまうと思った( ̄▽ ̄;)


では次話もよろしくお願いします(^_^)/

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