第八十話
案の定、フレイムドラゴンは空中から灼熱魔法を一方的に放ってきてそれを防ぐのに精一杯で空中に飛んでいるフレイムドラゴンに相対するのはブランとノワールでありお互い高速で飛行してノワールは早速、呪詛を発動してフレイムドラゴンに深刻なバットステータスを幾つも付与する。
与えられたのは裂傷、麻痺、暗闇と三重のバットステータスが付与されておりおまけにとブランの石化が付与されてフレイムドラゴンが地面へと落ちる。魔法耐性や物理耐性を有するフレイムドラゴンであるが状態異常耐性は備わっておらず面白い位、掛かってくれる。
「フレイム・ランス、テンペスト・ランス」
両手に形成した異なる属性の魔法を暴走させて威力を底上げしている。詠唱破棄は威力が減退するので長ったらしい詠唱を唱えて魔法を完成させておりそれに加えて魔力暴走も発動させているから魔法の制御がとてつもなく大変で組み合わさった炎嵐の槍を墜落したフレイムドラゴンに放つ。
炎嵐の槍はフレイムドラゴンに突き刺さり炎と嵐が暴れ周りフレイムドラゴンに大きなダメージを与える。半分近い、魔力を注ぎ込んだものなので効いていなかったらふざけると言ってしまう所で効果があって何よりだ。
「ジャ!」
倒れているフレイムドラゴンにノワールが触れるとドクドクと魔力が吸い上げられており恍惚とした表情を浮かべている。最強種であるドラゴンの魔力だから極上なのだろう。不快に思ったフレイムドラゴンは暴れ出してノワールを引き剥がす。
しかし、結構な魔力が吸い上げられた様で息を荒げており見るからに消耗している様子だ。この機会を逃すわけにはいかず今度こそ、確実に仕留める。
「フリィー!」
再び、放たれた雷撃を何とか避けていくが動きが悪くなっているフレイムドラゴンは何発は受けてしまっており体が雷撃で焼け焦げており飛ばれないようにと翼を重点的に攻撃している。バットステータスに加えて度重なる雷撃にかなりのダメージを受けている様でもう少しで倒せそうだ。
「テレポート」
それでも翼をはためかせて飛び立とうとするので命は転移呪文で飛ぼうとしているフレイムドラゴンの頭上に十六夜を転移させる。抜刀した所すら見えない神速の居合によって翼を切り落としバランスを崩したフレイムドラゴンは地面へと落ちてそこをバジレウスが待ち構えていた。
「グォォ!」
命によって魔力を供給されて二撃目となる渾身の紅蓮であり片翼を失ったフレイムドラゴンに逃れる方法はなく一切合切を燃やし尽くす灼熱の劫火が格上であるフレイムドラゴンの体を焼き尽くす。
≪レベルアップ!スキルレベルがアップしました。召喚モンスターのレベルがアップしました≫
柏崎命
レベル19→20
スキル
時空魔法5→8、嵐魔法5→8
アイン
デス・ジェネラル
レベル12→13
フラウ
フェアリープリンセス
レベル8→9
ブラン
フォレストオウル
レベル5→7
アヴァリス
オーガロード
レベル9→10
スキル
金剛力→超金剛力
バジレウス
ドラゴン
レベル5→7
十六夜
鬼神
レベル2→5
『灼熱龍のブレスレット』ランクA
攻撃力60 防御力60 耐久度50
スキル
ハイブレス、龍鱗、魔法耐性
「凄いアイテムだな」
龍でないにも関わらずブレスを放てるようになるのは凄まじいことであり龍鱗の効果も合わさって凄まじい防御力を誇るだろう。誰に持たせるか悩みどころでありその時に応じて渡すでもいいが取り敢えずはアインに装備させることにする。
成龍の魔石だけあって凄まじい大きさでありこの魔石だけでどれだけの装備を作り出すことが出来るだろうか。これで命も正真正銘、ドラゴンスレイヤーとなり探索者として大きな功績と言える。この魔石でどれだけのドラゴンウェポンが出来上がるのか楽しみにしながら帰路に付く。




