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現代ダンジョン サモナーが行く  作者: 金林檎


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第七十八話

 金倉から装備を受け取って装備させると命は工房から出て、情報室へと向かう。十階層の詳しい情報を得るためであり普通にパソコンで調べるよりも情報室に保管されているデータの方が詳しく情報部に入部したことでより詳しい情報を閲覧できるようになったので猶更、情報室の方がいい。


 当番の人に軽く挨拶しながら椅子に座ってカードキーを翳すと情報部の部員が見ることのできる特殊なページを開くことが出来る。世田谷ダンジョンの第十階層のボスの情報がずらりと表示される。


「フレイムドラゴン。話には聞いてたけどやっぱりドラゴンか……」


 前に戦ったことのあるアイスワイバーンとは違う、本物のドラゴン。ランクで言えばバジレウスよりも格上で火の上位属性である炎属性を有するドラゴンであり多くの探索者が避けて通るのも納得なモンスターだ。しかし、ドラゴンから手に入れられる素材はドラゴンウェポンとして強力な装備になるので手に入れたいと言う者の多いだろう。


 それなのに討伐件数が著しく低いのがフレイムドラゴンの強さを物語っている。手帳に攻略パーティーを書き込むがこれじゃないと何度も書き直しておりどれが最適解なのか簡単には判断付かない。


「強いんだろうなー……」


 ドラゴンが最強種と言われているのは並の防具では受ける事すら出来ない爪撃に尾撃、そしてガードの上からダメージを与えてくるブレスと全ての能力が高水準に纏まっておりフレイムドラゴンクラスならば強力な魔法も行使して来るだろうし今から憂鬱であるがここまでダンジョンを攻略してきたのに十階層だけ無視すると言うのは気持ち悪い。


 幸いなことに召喚モンスターが沢山いるので他のパーティーよりも戦い方に幅があるのが命の強みの1つであり物理攻撃主体で行くのはそれとも魔法攻撃主体で行くのかでパーティーががらりと変わってしまうがやはりというべきかフレイムドラゴンは物理耐性と魔法耐性の両方を有しているらしい。


「……初めからパーティーを組み直さないと」


 耐性があるのならば耐性をぶち抜けるような火力のるパーティーを組まなければならない。状態異常に対する耐性はないようだから久しぶりにブランが活躍できるかもしれないなと思いながら色々と詰めていく。追加召喚の枠も考えながらであり戦う相手は今まで以上の強敵であるのは確かなのでどれだけ準備をしても十分とは言えないだろう。


 装備は十分であり問題は戦い方であるがこういった事前にどう戦うかというのを考えるんはあまり得意ではなく何時もその場その場で最適だと思う戦い方をしているだけに難しい。学校ではどう戦うかを事前に決めておいた方がいいと言うが今までそれに従ってはいなった。


 パーティーを組んでいるわけではないので命の行動がそのままパーティーの指針となるので責任は重大であり無鉄砲とも言うべき戦い方が成立していたのは偏に戦場において命の嗅覚が優れているという事であり鉄火場に居ないときにその嗅覚を発揮することが出来ない。


「取り敢えず情報を頭に入れておくか」


 暗記は得意なのでページに表示されているフレイムドラゴンに関する細かい情報を片っ端から頭に入れていいく。情報のあれば相手の攻撃に対してどのような行動を取ればいいかの一助になる。情報にはフレイムドラゴンがどのような行動をしてくるかも事細かに書かれており丸裸と言ってもいい。


 こんなに細かく書かれているとは思っておらず持っているスキルくらいかと思ったが思った以上の情報量であり全て暗記するのは不可能な量で自分が思う重要な部分だけを暗記しておく。それでも戦うに際してこの情報を見逃すわけにはいかないので暗記できないであろう部分は手帳に記しておく。


 十階層踏破の決戦の為に出来るだけの憂いは覗いておきたいからだ。

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