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現代ダンジョン サモナーが行く  作者: 金林檎


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第七十話

 命が挑む、八階層は坑道で生息しているモンスターはアイアンゴーレムと呼ばれる鉄の巨人にキュクロプスという単眼の巨人と共通して巨人のモンスターが生息しており最近、デカいモンスターばかりと戦っている気がするなと思いながららモンスターを召喚する。


 アイン、アヴァリス、フラウ、バトラー、ロイド、十六夜であり巨体のモンスターを何度も相手してきたのでアインとアヴァリスの火力と防御力は欲しいもので後はレベルを上げたいバトラー、ロイド、十六夜と援護役としてもフラウであり割と隙のない編成となっている。


「デカいのばっかで嫌になるな」


 タロス

 スキル

 超頑強、金剛力、投擲


 どしんと言う地面を揺らす音と共に現れたのはタロスであり鉄の巨人が歩いてくる。見るからに固そうな外見であれを倒すのは骨が折れそうだと思いながらも相手は一体だけなので一斉に攻撃させる。


 その巨体に似合った筋力を有しており放たれた岩はまるで砲弾の様であり命に直撃しそうな所をアインが新たに手に入れたカバーリングのスキルで瞬時に守護に回り、お返しにとアヴァリスの拳が振るわれる。


 その巨体を揺らすほどの威力でありアイアンゴーレムはアヴァリスを脅威と判断して排除しようとするが後方から嵐の砲弾が放たれてアイアンゴーレムの体に直撃する。高い物理耐性を有しているアイアンゴーレムであるが魔法耐性はそうでもなく瞑想によって強化されたフラウの魔法がダメージを与える。


「フレイム・ランス」


 命の手に炎の槍が握られてそれを思いっきり投擲する。アイアンゴーレムは鈍重で体もデカいので格好の的であり貫くまでにはいかなかったが大きなダメージを与えることに成功する。良いダメージを与えられているので続けざまに炎の槍を断続的に放つ。


 バトラーも多腕によって生えた手で弓を放っており炎をエンチャントした矢をアイアンゴーレムの間接部に的確に放ち、ダメージを蓄積させている。ロイドに騎乗した十六夜はロイドの機動力を借りてアイアンゴーレムの足元へと掻い潜り抜刀術で切りつけるが金属がぶつかる甲高い音が響くがダメージを与えている。


 普通ならば高い物理耐性を有しているアイアンゴーレムに有効打を与えられない筈であるが十六夜の耳に付いているのは幽鬼のイヤリング。夏季演習でスペクターがドロップしたレアドロップであり防御貫通のスキルを有しているアイテムであり高い攻撃力を有する十六夜にうってつけのアイテムと言える


「結構なダメージを与えてるのにまだ、倒れないか」


 有効打を与え続けていると言うのに倒れるどころか堪えている様子もない。感情を一切感じさせない無機質な顔ではどれだけ消耗しているかの判断も付かない。鉄の体ではアインの劇毒も大して効いていないようであり面倒な相手だ。


 ならば、有効打を与え続けるだけであり更に攻勢を強める。


「フレイム・バーン」


 放たれたのは尋常ではない魔力が込められた炎の一撃でありアイアンゴーレムの鉄の体を焦がし始めてアイアンゴーレムが身じろぎしかなりのダメージが与えられているのが分かる。命に続かんとアインとアヴァリスの一撃が続けざまに放たれて十六夜の一閃が大きな傷を残す。


 命の直ぐ隣で凄まじい魔力が練られているのを感じる。ぶつぶつと詠唱を唱えるフラウであり命の様に詠唱破棄や無言詠唱を有していないフラウは高度の魔法になると詠唱という溜めが必要であるが高い魔力ステータスを有するフラウの火力はパーティーの中でもかなりのものであり詠唱が終わり魔法が放たれる。


 形成されたのは漆黒の槍であり凄まじい重量を有したグラビティ・ランス。まるでバリスタの矢のような槍が高速で放たれてアイアンゴーレムは迎撃しようとするがアヴァリスが拳をぶち込んで体勢を崩しアイアンゴーレムの腹部に槍が突き刺さると槍の込められた重量がそのままアイアンゴーレムにのしかかる。


「チェックメイトだ」


 一斉に振るわれる攻撃にアイアンゴーレムは耐え抜くことが出来ず、沈黙する。その巨大な体が倒れたことで地面が大きく揺れてまるで地震かと思ってしまう衝撃で本当に死んでいるのかと確認させてからアイアンゴーレムの解体を始める。


≪スキルレベルがアップしました。召喚モンスターのレベルがアップしました≫

 

 柏崎命

 スキル

 炎魔法17→18、詠唱破棄16→17、無言詠唱16→17

 ロイド

 ルナレーヴェ

 レベル1→2

 十六夜

 鬼神

 レベル8→9

 

 アイアンゴーレムの体から魔石を取り出すのは結構な重労働であり激戦の後にやりたくない作業であったがそれに似合うだけの品質の魔石であり売ればかなりの値段になるだろう。しかし、八階層に来た途端これであり流石にハード過ぎる。


 道中のモンスターがこれなのだからボスはどれだけタフなのだろうか。嫌な予感を感じながらダンジョンを進む。ボスと戦っていないのにボスと戦ったような疲労感であり八階層という深層の敵は凄まじい。


 このレベルの敵がもう一体、居ると言うので億劫に感じる。

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