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真犯人にはアリバイが在る
普通、推理物のお約束は、犯人には常にアリバイがあるということだ。
アリバイくずしこそが、醍醐味と言える。そして、疑ってくる人物は真相を知らない。
真犯人は権力者であるほどいいが、一番ではなく二番ぐらい。あるいは、自身の次ぎ。到底犯人とは思えない人のよさ。人物描写がしっかりできている。最初のほうから出ている。
なので大体絞られてくる。
送金システムの流れを知ってなければ、改ざんポイントはわからない。つまり、システム開発に関わっていないと、改ざんできない。ハッカーとクラッカーは違う。クラッカーはシステムや業務を理解できるが、ハッカーは理解しない。
この筋から外れれば、製作がサーバーシステムというものを理解できてないということになり、視聴者に見捨てられる。
犯人には動機も必要で、特定の個人をターゲットにしていれば、ターゲットの次席。誰でもよければ、社内の二番手。