裏読み

別班の基本は潜入捜査

　ドラマには何らかのメッセージがある。善悪の判断は、国家や組織ではなく、個人が判断すべきものということだろう。カリ城では、ルパンも銭形も個人の判断で動いた。日本という小さい枠には正義はない。乃木潜入までは計画通りだろう。でなければ、救出班を近くに送り込む必要はない。野崎が来たのが計画外か。

　いくら優秀なガンマンでも、暗闇でスコープもなしに、安全な場所をうち抜けない。カメラのあかりを頼りに、撃ったのだろう。殺すなら頭を撃っている。

　ノコルが別班が動き出したと、伝えたが、ノゴーンの息子が動いているとは言っていない。このことから、通報者は乃木が別班であってもノゴーンの息子と知らない人物。別班と公安以外となる。ドラムと薫に絞られる。が、乃木がノコルと通じている可能性もある。そうでなければすんなりと潜入できるとも思えない。

　目玉焼き4個は、裏切り者が4人いるということか。それとも４つの目で見れば真実が見えるということか。