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第1話 ブラントの剣

初の連載小説になります!

あまり、面白くもないかと思いますがよろしくお願いします!


では、「桜 美咲」のおくるファンタジーを得とご覧あれ。

100年前


「『???・オズ・ブラント』なんじの穢れはこの剣によって消え去った。さぁ、なんじの意思をブラントのつるぎに誓うがよい。」




「我が名は『???・オズ・ブラント』この身が滅びゆくその日まで新たな公爵家ブラントの名を誇りとし、初代ブラント家当主の座にこの身をおさめることを誓う。」


――俺はここに誓う!俺は来るべき日まで・・・我が名は『ジャック・オズ・ブラント』―――







「レイ・・・・レイ・・・ト・・・レイト!」


なんだ?・・・レイン?・・・・・そうか・・・・朝か・・・・


「レイン・・・・あれ?さっきのは・・・・夢?・・・」


「何言ってんの?さぁ今日は僕らの成人の儀だろ?早く起きて準備しろよ!」


成人の儀?・・・今日で俺15歳になるんだっけ?それにしても変な夢だったな・・・・夢?・・・あれ?どんな夢だったっけ?


「思い出せない・・・・」


弟のレインがあきれた顔でこちらを覗いてくる。


「はぁ・・・・まだ寝ぼけてるの?早く顔を洗ってくれば?こんなヤツがブラント家当主でいいのかよ・・・・」


「ゴメンゴメン、ちゃんと起きたよ。でも、俺がバカの事をしないようにレインが俺の右腕になってくれるんだろ?」


「当たり前だ!お前なんかを1人にしたらとんでもない事になるだろうが!」


「んじゃ、今日の儀式は安心だな。よろしく頼むよレイン侯爵。」


そう俺は3代公爵家の1つブラント家次期当主の『レイト・オズ・ブラント』そして今顔を赤らめているのが双子の弟『レイン・オズ・ブラント』だ。

俺たちは15歳の誕生日の今日成人の儀を行う。その時に俺は当主になる誓いの儀も行うのだが・・・・・・ブラント家は代々長男が当主を勤めてきた。だから双子として産まれてきた俺たちは、兄の俺が当主の座を継ぐことになる。でも、俺たちは産まれてきた時から一緒だ。だから俺が無理を言ってレインを俺の次の位、侯爵に就いてもらうことになった。


「そういえば、寝ぼけてて気付かなかったんだけどレイン、その服似合ってるぞ!今日の儀式で着る服か?」


「そうだ、僕はレイトと違ってしっかりしてるからな!ちゃんと着替えも済ませてある。早くお前も着替えて来い!ギルドがあっちの部屋で待ってるぞ。」


「え?ギルが着てるの?早くそれを言えよ!んじゃ着替えてくるわ。」


レイトは笑顔で部屋を飛び出していった。


「はぁ・・・・」


レインは深いため息をついて言う。


「ホントにアイツが当主で平気なんだろうか・・・・」





あわただしく扉が開く。


バァァンッ!


「ギル!」


レイトはギルと呼ばれた男に抱きつく。


「お?レイト、やっと起きたか?」


「ああ!来てたなら早く起こしてくれればよかったのに。」


「気持ちよさそうに寝てたからな・・・さぁ、早く仕度をしようか。」


「わかった。よろしく頼むよ。」


『ギルド・オズ・ブラント』彼はレイトとレインの叔父にあたる。叔父といっても二人とは血が繋がっていなく現在の当主の弟の養子だ幼い頃からレイトとレインとは仲がいい。今夜の儀には二人の儀式でもっとも重要な役をすることになっている。


「よし、できたぜ、レイト。」


ギルドはレイトに自慢げに言った。


「さすがギルだな!レインもかっこよく着付けてくれたし。」


「当たり前だ、俺を誰だと思ってる?『ギルド・オズ・ブラント』様だぞ!」


「意味不明だな。」


ギルドの言葉に釘をさしたのは、レインだ。


「まぁ、確かにギルドの見たてで外れた物はないが・・・・」


「褒められてるのか、けなされてるのか・・・・お前の言う事はいつもよく分からん。」


「まあまぁ、俺もレインも準備が出来たんだしちょっと探検してみようぜ!ここは、めったに来れる場所じゃないからな!」


レイトはいつものように好奇心丸出しといった様子だ。


「そうだな・・・・まだ、時間もある。それにレイトは言い出したらきりがない。」


「今は、1時だから、4時くらいまでだな、探検か。懐かしいな。よくお前ら二人とブラントの屋敷で探検ごっこしたっけ?」


「そうそう、レインが迷子になったことあったよね。」


「迷子だと?あの時は少し道に迷っただけだ!」


レインが怒りながら顔を赤く染める。


「怒るなって!本当のことなんだし、んじゃ行くか。」





「はぁ!楽しかった。ここ広いなぁこんだけ回ったのにまだ見てないところあるだろ?」


「当たり前だろ。ここはブラント家の本家だ!まぁ今は成人の儀にしか使われていないがな。」


「それにしてもお前ら変わらないな!中がいいのか悪いのか。ま、そこがおもしろいけど。」


「ギル!何笑ってんだよ・・・・・・・・・」


ドコッガラガラガラ


「レイト!」


レイトが立っていた地面がいきなり崩れたのだ。ギルドがそれを追う。


「レイト!ギルド!大丈夫か?」


「な、なんとか〜」


ストン


レインが降りてくる。


「ギル!大丈夫か?」


「ああ・・・・しかし、ここはドコだ?」


「墓地?・・・・のようだが・・・」


「でも、墓は1つしかないぞ?う〜ん?名前が掠れて読めんな・・・」


あれ?・・・・体が・・・・勝手に・・・・


「レイト?」


誰の墓かも分からないのに・・・・知ってる気がする・・・・・


レイトは墓にふれていた・・・その瞬間。


「////!?あれ?ここドコだ?教会?・・・・ん?何かがある・・・・剣?」


コツコツコツ


「誰だ!」


闇の中から見覚えのある少年が現れた。


「何!・・・・俺が・・・・もう1人?」


確かにあそこに立っているのは俺だ・・・・でも・・・・何故?それに、レインとギルは?


「来るべき日が来た。なんじが誓いを述べる時すべてが始まる。そして災いが解き放たれるであろう。だが、その災いを防ぐのもなんじだ。『レイト・オズ・ブラント』なんじにこれをたくそう。己を信じ、仲間を信じるのだ。」


「災い?何言ってるんだ?てか、お前誰だよ!なんで俺の姿なんだよ!それにそのつるぎは?」


「我が名はジャック・・・・『ジャック・オズ・ブラント』われは汝を待っていた。われの子孫『レイト・オズ・ブラント』なんじに幸多からんことを」


ジャック?・・・・子孫?・・・・・何が起こっているんだ?それにこのつるぎ・・・・


「イト・・・・レイト!」


「・・・レイン?・・・・ギル?・・・」


「何ボーっとしてんだよ!」


「何って・・・え?」


戻ってる?ていうか、なにもなかったのか?・・・・違う本当にあったんだ・・・・


レイトの手の中には小さいながらも先ほどジャックと言うレイトそっくりの少年に貰ったつるぎがにぎられている。


「あれ?さっきはもっとでかかったような・・・・」


「レイトそれはなんだ?キーホルダーか?・・・・」


「え?・・・・えっと・・・そこに落ちてたんだよ・・・」


「レイトはよくいらん物を拾うからな・・・・」


「なんだよそれは!」


「まぁまぁ2人とも落ち着けそろそろ戻らないと儀式が始まるぞ。」


「そうだな!レイト!行くぞそれにせっかくの服が汚れてしまった。かえないとな。」


「そ、そうだね・・・・」


なんで拾ったなんて言っちゃったんだろう?




―――――このとき俺は


あのジャックという少年が言ったことが本当になるなんて思いもしなかったんだ―――






こんにちは!

作者の「桜 美咲」です。

今回はこの「BlantSword」を読んでいただきまして、心からお礼申し上げます!

この小説は、作者がひょんなことから思いついた中世のヨーロッパを舞台にレイトという少年が繰り広げるファンタジー小説です。

続きが気になる方は次も読んでくださることを願っております。

では、また会える日を。


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