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わがままは言わない

作者: Soraきた

外気温がマイナスになった瞬間を見たとき

あらためて暖かさに感謝してる

案内板の上に雪が積もっているから

外は相当寒いんだろう


わたしのわがままでドライブに行きたいと言った

とりあえず、どこでもいいから

無理を承知でお願いした


部屋の暖かさよりも当然のように寒かったから

「しまったな」と最初は後悔したけど

すぐのコンビニで買ったモノは

わたしから寒さを遠ざけてくれた

もちろん、こうして来てくれたことが

何よりもわたしを

あたためてくれてることなんだけど


「わがままのうちに入らないよ、こんなことは・・」

そう言ってくれたこと

たぶん、わたしがどこかの会話の中で

わがまま言ってゴメンねと言っていたのだろう


目指す場所はふたりの知らないところ

そんなときもたまにはいい


その証拠に

「どこか行きたい場所はある?」とかは聞いてこないから


会話の語尾が妙に上がっているのに気づいたわたしは

何か、おもしろくて

この先のことをワクワクさせてくれる


いつのまにか雪は止んだ

道はまだ白いままだけど

いくつかの言葉の隅々に

温もりを感じることができるのは

この白いモノが演出してくれていることも

まちがいじゃないのだろうと



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