そしていきなりぶち殺されました
俺は今吹き飛んでいる
同郷の者に殺されようとしている
てかそりゃゲームのイベントボスとチーターならチーターが勝つに決まってる
だって負ける仕様なんだもんこっちは
「瞬殺だなおい」
俺の上に立つ物理的にな角刈りのタンクトップ男
第一形態を拳で吹き飛ばし第二形態になった俺を空中でタコ殴り
そして今最終形態と言う名の死にかけな俺にこいつは話しかける
「お前がどういうやっかしんねーけど弱すぎて反吐が出るもっぺん一からやり直してきな」
ぐしゃっと俺の核が砕かれカラミティーミストが拡散していくのがわかる
「あぁ次はこう簡単に勝てると思うなよ」
まだある二次災害の後の再びが
あれはそういうイベントだった
俺はまるでサイバー空間のような場所で意識を取り戻す
1と0が流れる青白い肉体の状態で
そして空間全体から声が響く
「あなたを呼び出のは私です間引くモノが通用しなくなりましたのであなたのどうせなら作り出した間引くモノを使ってみようかと思いまして」
どこにいるかもわからない声の主が俺に話しかける
「次はどんな姿で復活されますか?」
俺の目の前に以前イベントように作った元凶や黒幕、暴走、破滅キャラがずらりと表示される
いやどれもチーターには勝てない
間引くならあいつらをなんとかしねーとな
「チーターども滅びよ!」をコンセプトに作成していく
体はとにかく頑丈な生体装甲で包みさらに空間を引き裂く右手
あらゆる状態異常をスキル無視で起こす左手
行きたいところに瞬間移動ができる方がいいな後、恵みを与えるモノもあってもいいな災害と恵みは表裏一体でなくちゃならん
そしてデザインを書き上げる
さらにこれまで作ったキャラにちょい足ししたキャラを作成
これは後々いろいろ使える
最後に名前を入力「災神デザスター」
ホルダーを保存してアップロード
『では災神デザスター出番ですよ』
俺の意識が再び途切れる
そして目が覚めると薄いガラスの向こうにタンクトップの勇者が見える
ガラスを通り抜けタンクトップの目の前に姿を現す
そしてチート対策スキルブレイクレーザーをタンクトップに放つ
するとどうだろうごりごりのマッチョが一瞬でヒョロヒョロの老人になりそのまま倒れて動かなくなった
「え?」
なんか変だぞ?
カラミティの気配が無い
全滅してるのか?
『あなたが死んで70年たってますから』
まじかよ!
じゃぁこいつが死んだのって
『老衰ですね、不老不死のスキルが消えたので一気に歳をとりました』
てことは
『やろうと思えばこの星の不老不死持ちや不死身、状態異常無効、なんてのも殺せます。』
てかこいつ70年何してたの?
ずっとここにいたのか?
『彼は70年ずっとカラミティハンターと名乗りあなたのいる地であなたの同族をひたすら殺してましたね。残党狩り』
タンクトップ勇者の上にゲートが開きカラミティコアがぼろぼろと降り注ぐ
『全部彼が回収してましたよ?持ち主が死んだのでアイテムボックスが開いたようですね』
なるほど
「まずはこいつらを復活させるか」