目覚めたら国1つ滅んでた
目が覚めると真っ暗な空間
いや真っ黒な部屋、部屋全体がまるで俺の体のような感覚床は白く目の前にはガラスで出来たような階段があり階段を下って行くと左右に俺が同族にしたパラディンが待機している
そしてさらに降りて行くと空間に穴が開いた
その穴をくぐると無人の見解の間だった
どうなっている?
「デザスター様!なかなかのできばえでしょ?」
俺は後ろを振り向くと龍の骸で作られたゲートがあった
「普段はこうやって」
ウォーズがゲートに触れると鏡に変わる
「「このように鏡に擬態させることができるのです」」
「後申し訳ないのですがカラミティーコアを2万個ほどお願いできますか?」
カラミティーコアを生成する
するとどうだろうコアはあっという間に黒い粘液を巻き付け人の姿に変わって行くそして変化しながら窓から外に飛び出して行く
「災いをもたらす者」とゲームなら表示される予定だったエネミーが配置されていく
ゲームならプレイヤーに一度負けて舞台から降りるはずなんだが
まぁ現実なら勇者か軍か英雄か傭兵だろうなまでゆっくり生活しますか
カラミティーミストで作った漆黒のマントを纏いきれいに整理された城内を歩く
お?オークを殺したな
お?群れ
あ!勝ったな
撤退して行くオークを災いをもたらす者の視点から眺める
「一匹捕まえろ」
俺はそう命令をだす
しばらくするとオークを捕まえた黒い人影が窓から俺の目の前に降り立った
「オークでございます」
黒い拘束具を取り付けられたオークが俺を睨み付ける
「俺は何も言わんぞ!殺せ!」
右手にビー玉サイズのカラミティーコアを持ちオークに近づける
「これはスタンピートというモノでね取り込めば絶大な力を与えてくれるはずだ」
説明して無理やりオークの口に突っ込む
するとビクンとオークが痙攣する
そして体のありとあらゆる穴からカラミティーミストがオークの体内に侵入していく
やがてオークの目の色が黒からオレンジに変わり
体毛が茶色から黒い毛に生え変わる
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マローダーオーク
カラミティーズクリーチャー
ステータスアンノウン
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「さぁ群れに戻るがいい」
マローダーオークは窓から飛び降りると自分の集落に帰っていく
さて俺も城をもっと自分の趣味全開になものに改造しますか
両手を床につけ持ち上げるようなイメージをすると城が地面からせり上がっていく
城のしたに太い一本の石柱
さらに入り口にポンと手で触れるとあっという間に階段が延びる
そして一枚の黒い板を作りその上に乗る
石柱に触れながらぐるぐると降下していくと龍や魔物の彫刻が施された立派な柱に変わった
俺はニヤリと笑う
勇者や冒険者を迎える準備は整ったさぁ楽しみだなぁ
あれ?俺はこんなに好戦的だったか?
あとは知識を得るとしよう
星の記憶にアクセス
ほうほう俺を呼んだのが星で魔王がいるのね?勇者に転生、召喚
ウンウン何でもありだな
勇者、人間が神の声で超人になった存在
召喚勇者、勇者がダメなら異世界から強いやつ呼べばいいじゃん
人の味方
転生者、異世界から廃棄されたゴミ魂、捨てるさいにいろいろゴミを練り込んである
という認識
魔王、この星の環境を保全する知性ある生命体のリーダー
ウンウン
カラミティー、星のイシにより異世界から現れた災の化身
デザスター、カラミティーの創造主にして王
扱いはそんな感じか
いろいろ調べていたら勇者がたどり着いたようだな