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高性能エネミーに転生して漫遊  作者: ふらふら
2/7

禍が静かに増殖する

ここはどこだろうか俺の体がまるで煮干しのようだ

ここは洞窟?

グーと腹の虫が鳴く

目の前に巨大な蛇が眠っている

普通なら怖がるだろう

俺の脳裏によぎる旨そうだと言う感覚

不思議と力の使い方がわかる

「まずストームブレード」

両手に風を纏う

そして蛇の体を綺麗に薄く輪切りにする

おー骨まで斬れるぞ?

せっかくだから盛り付けるか

まるで刺身の盛り合わせのように盛り付け

蛇だと思ったらその龍だったのだがその頭を真ん中に配置する龍サシの出来上がり

そして切身を1枚手にとり食べる

まるで鶏の刺身のような味だな

その時気が付いた何かがこっちに向かっていると

そしてその何かはいかにもゲームに出てくる勇者

俺は勇者に挨拶をしようと近づくとおもいのほか早く

勇者の目の前でお辞儀したら尻餅をついた勇者と目があう

勇者は何か叫びながら仲間と一緒に走って逃げる

俺は龍の肉を食べることにする

不思議といくらでも腹に入る

あれ?もう終わりか?

そして気が付いた体がたくましく筋肉質になっている

そして体から黒い靄のような物が漏れる

あーこの体

カラミティ・デザスターだ

まだ未完成のエネミーだったんだよなぁ

お!やっぱりクリエイターズスキルが残ってやがる

運営側の未完成キャラがバグの修正やステージの拡張と破壊モブの作製と変換と破壊に使うスキルだ

とりあえずこの場所から出てみるとしよう

まずはスキル探索を使用してと

黒い靄が洞窟の一本道に流れ込んでいく

靄もデザスターの体の一部であるためまるで腕を伸ばすような感じだ

死体が3つ転がっている

そして靄が外に出たことを感知するとそのまま靄をアンカーのようにとどめ

ゆっくりと靄でできたトンネルを進む

最初に見つけたのは焼け焦げた死体

試しに同族精製を使ってみる

右手を死体に掲げてオレンジ色の核を持つ黒い粘液のような物が右手から死体にこぼれ落ちた

ゆっくりと粘液は死体に吸い込まれ焼け焦げた死体はロブを身に纏った虹色に輝く宝石の顔を持つ老人となった

「我々は人災のウォーズ、我が主カラミティ・デザスター様以後よろしくお願いします」

ロブの隙間から見えるオレンジ色の眼球がいつくもある、少し俺の細胞を入れすぎたらしい

「ありがとう、ウォーズところで死体の過去の記憶は無いのか?」

ウォーは少し考える仕草をして

「持ち合わせてませんよ?この体の前の持ち主とは別の存在ですし」

なるほどあくまで別物なわけか

「よし!出口を目指すか」

しばらく歩くと死体が2体

片方はぐちゃぐちゃに潰れ

片方は全身に剣や杭が突き刺さっている今度は量を調節して同族を精製する

紫のワンピースを着た黒い女性のシルエットのようなカラミティが1体

剣を持つ紫の鎧を身に纏った黒い人のシルエットが1体

「私は疫病のパンドラ、デザスター様産み出していただきありがとうございます」

「俺は天災のテンペスト何なりとご命令を」

そして3人の仲間を手に入れ洞窟の外を目指す

ん?洞窟の外に敵意を持つ人の群れ?

すると3人は走りだしたまぁ魔法を使ったトラップは魔力を吸いとって発動を阻害してあるから安全なんだが剣や槍に貫かれながら3人は洞窟の外にでる

俺も後を追う

そして外に出ると人の死体が散乱して生き残ったものも足がもげていたりする

「無力化完了!」

テンペストが俺の後ろに下がる

「しょせん人間などこの程度でしょう」

え!?何で殺したの!ヤバい証拠隠滅しなきゃ

同族生成して両手からカラミティーSEEDを放出する

死んでる者やぼろぼろの者に向かって黒い粘液を伸ばしそれぞれがそれぞれの宿主に憑依して吸収していく

そして次々に起き上がり俺の前に整列する

「擬態せよ」

その掛け声と共にまるで黒い粘液が色を変え混ざっていた色が分離するように変色する

そしてそれぞれ生前の姿に戻る

「「デザスター様の望む世界のために」」

とりあえず何もなかった

またはそうだなぁー龍はお前たちが倒したと言うことにしたらどうだろうか

「は!おのぞみのままに」

パンドラ、ウォーズ、テンペストも生前の姿に擬態して国に帰っていく

いまいる星の情報が欲しいな

ひっそりのんびり過ごしたい

争いとかマジ勘弁だ

そして1週間で俺は1国を滅ぼした存在となる


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