プロローグ
主人公
ネーム、カラミティー・デザスター
性別、不明
種族、カラミティ
生命力SSS
繁殖力SSS
破壊力SSS
防御力SSS
精神力SSS
知力SSS
運気SSS
災厄と名付けられた存在
異界の創造主ヤマラーが消滅する寸前に産み出した最後の大迷惑
膨大な災害と厄を振りまく禍の化身
何度でも蘇る
スキル
パンデミック、悪意の連鎖、猛威、スタンピート、消滅することのない病み、ワザワイヲもたらす魔眼、実体化、同族精製、
洞窟を進む3人の人立ち
「勇者様!そろそろ邪龍デンシルが封印された場所です」
美しい金髪、白い肌まさに聖女といった外見の女性が勇者と呼ばれた男に話しかける
「あぁそうだね、封印が解かれたとか司祭がいってた龍なんて僕にかかればすぐに倒せるよ心配しないで」
黒髪、平凡な顔をした男が答える
魔王を倒して調子に乗っているのだろう
「どうやらあれのようですなぁしかし」
白髪白髭を蓄えた老人がつぶやく
開けた空間に出た勇者一向の目の前に巨大な龍の顔と目があった
しかしその回りには輪切りにされたその龍の体がまるで料理の盛り付けのように並べられた光景
「なんだ?これは見事な切断面だなぁ」
勇者はその盛り付けられた龍の切身に触れた瞬間ゾクッとした感覚に襲われる
「ギャァーァーァーア」
勇者はドシリと尻餅をつき後ずさる
他の二人もそれぞれ武器を構える
勇者の顔を除きこむ白い顔それは人に似ているが真っ赤な目が二つあるだけの顔
その化け物はまるで骨に皮を張り付けたように細い体が肉を食べながら勇者をじっと見つめている
勇者一行はゆっくりと入ってきた唯一の退路に向かってさがる
そして化け物が勇者一行の方に顔を向けた瞬間に全力で走って逃げ出した
「封呪発動!」
老人が予め仕掛けた結界魔法を発動させる
「あの化け物に効くかどうかは解らんが気休めにはなるじゃろう」
その化け物にであった瞬間得体の知らない恐怖を感じた
祠の出口に向かって勇者一行は走ったが洞窟の外に出ることは無かった
邪龍の祠は入るぶんにはトラップも発動することは無い
しかし祠を造った司祭は万が一封印が解けた時に邪龍を始末できるようにするため強力な残滅魔法が発動するトラップを仕掛けた
そして英雄や名工、国の名だたる名主が毎年のように凶悪なトラップを仕掛けながら一本道を作製していった歴史がある
それはいつしか祭りのようになり封印を強化するではなく新たな凶悪な罠を仕掛けると言う祭りになりそして廃れていった
今あるのは邪龍の祠と呼ばれる全長20キロメートルにおよぶ即死脱出阻害トラップの塊
そこに何も知らない勇者一行が入ったのだから出る時にこうなるのは当然なのだ
本来真ん中を歩けばそうはならないはずなのに
勇者がいつまでたっても戻らない事に勇者を召喚したバレン聖法国のバレン法皇は頭を抱えていた
ただ邪龍の気配が消えた事で少し安堵したものの今度はそれを超える存在の気配を感じたからだ
聖騎士団に呼び掛ける
そして騎士団は大急ぎで片道2日の道のりを駆け抜ける
騎士団の前に立ちはだかるは禍々しい衣装を身に纏った三体の人の形をしたなにかだった
そのうちの1体の手には聖剣のような物が握られておりかろうじて勇者であったことがわかる