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ありがとうを貴方に。  作者: ちゃん
4/8

親バカ

こてつ。は私にベッタリの猫になってしまった。私以外の人の側に行く事もない。寝る時は私が布団に入れば自分も布団に入れろと鳴き、私の腕枕で寝る。朝、目が覚めると腕枕に寝てるまま。家の中でも私の後を追ってくるか抱っこする様にせがむ。挙句にはトイレまで着いてくる程…。

私の友達が来たら顔を会わせる事なく逃げて何処からか、大きな声で鳴き文句を言う。私の友達が、こてつ。の顔を見る事は1度も無かった。顔を出さずに大きな声で文句を言ってるこてつ。の事で私は友達から何度、からかわれた事か。可愛いって友達に伝えても1度も顔を見てない猫を可愛いね。なんて言えるはずもない。私が、こてつ。を自慢する為に顔を見せれるのは写メ以外、無かった。

こてつ。は臆病なのか?家から出る事も無かった…。

庭で日向ぼっこするぐらいはあったが…車の音や人が歩いていたりすると直ぐに家に入る。日向ぼっこも私が側に居ないとダメだった。

その内、私は自然に不思議と一緒に居る時の鳴き方、顔の表情で考えが読める様に、なっていた。

人間嫌いなのに私に対しては甘えん坊だ。何とも変わった猫だけど私に対してベッタリなだけに私も、こてつ。にベッタリだった。

1日に何回も「こて」と呼び、その都度こてつ。も返事をする。もう完全な親バカになっていた。

でも私は、それが当たり前だった…。


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