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ありがとうを貴方に。  作者: ちゃん
3/8

ママだよ。

猫を家で飼う時に1番最初に覚えさせるのはトイレの躾。餌の場所は最初に飛び付いたから覚えているが…トイレは直ぐに覚えさせるのは大変な事だと私は思っていた。

こてつ。がトイレをしたい行動を見分け直ぐにトイレまで連れで行き、ここでトイレはするんだよ。と、覚えさせる為にはトイレに行きたくなるまで私は待つしか無い。私は、その日は寝ない覚悟でトイレを覚えさせようと思っていた。

でも…こてつ。は私の覚悟を簡単に終わりにしてくれた。たった1回でトイレを覚えてくれた。

何て賢い猫なんだろう…。本当に野良猫なのかな?私に不安がよぎった。もし…飼い猫なら飼い主は探しているかもしれない。でも首輪も付いてないし、餌の食べ方も凄かった。色々と悩んだが、こてつ。の顔や仕草を見てると…手離す事は無理だ。と、不安な考えを吹き飛ばした。

その日の夜…まだ家に慣れない、こてつ。を私は胸の上に乗せて一緒に眠った。

「こてつ、ママだよ。安心して寝なさい」

私は自分と、こてつ。に言い聞かせるかの様に何度も「ママ」「こてつ」と言い続けていた。

こてつ。の寝顔が可愛くて私は、ずっと話し掛けていた。私の胸の上でスヤスヤと眠る顔を見てると愛情が、一気に溢れ出していた。

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