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ありがとうを貴方に。  作者: ちゃん
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出会い

5月の連休だった…私は海に遊びに出掛けた。連休で暑かっただけあって沢山の家族連れで、賑わっていた。

私は岩場でカニや小さな魚を見付けたりして海水が足元に来るぐらいの場所で遊んでいた時だった…。

私が振り向くと其処には猫が座っていた。

生後半年ぐらいだっただろう。私の家で飼ってる半年の猫と大きさが同じぐらいだったから、多分…同じ半年ぐらいだったと思う。キジ猫で大きな目が印象的だった。私は多分、この瞬間に一目惚れをしたのか?それとも出会うして出会った運命だったのかも知れない…。

私は「おいで。あんたチエちゃんに出てくる、こてつみたいだね。」

子猫は私の側に進んで来てくれた。岩場を小さな足で海水に浸からない様に、ゆっくりと歩いて来て私の顔を大きな目で見つめ…

「にゃ〜」

と、鳴いた。私が顔を撫でると嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らして私に身体を擦り付けてきた。動物好き特に猫好きの私には癒される時間だった。私は勝手に「こてつ」と呼び話し掛けて暫く遊んでいた…。

でも帰る時間が近付き私は迷った…。こんなにも人間慣れしてるし沢山の家族連れが居る場所で、この「こてつ」の飼い主が居るのだろうか?私自身も離れるのは名残惜しくもあった…。

私は「こてつ」に話し掛けて聞いて見る事にした。

「こてつ?うちの子供になる?私をママと思えるなら着いておいで」

猫に変な質問をすると人は思うかも知れないが私に取っては当たり前の事だ。

「こてつ」は…私の顔を見て私の後を着いて来て車に自分から乗った。私をママと判断してくれたんだろう。この日、我が家に「こてつ」と言う子供が私に出来た…。

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