天にあっては比翼の鳥となり、地にあっては連理の枝とならんby白居易。
映画とか、テレビドラマの画面なら、この瞬間、【2年後】 とかって字幕が出るんだろうな?
只今、絶賛、結婚式中です。
誰の?って、それ聞く?
もちろん僕だよ。
お相手は、言わなくても判るよね?
アムネリア王国、アリス王女殿下だよ。
そこの君!!ロリ言うな~
うん、確かに彼女は、御歳、花の14歳。
然るに、僕はギリギリ10代の19歳。
日本なら、大学生が中学生と付き合ってたらお巡りさん呼ばれるよね。
けど、こちらでは、お似合いの年の差だと、みんなに言われたよ。
ホントにホント!!
そもそもの馴れ初めは、盗賊から救ったとか、必敗必死の戦場で、勝利したとか、そんなところだけど、その時はまだお姫さんは小学生の歳。
守ってあげたいと言うのは本心だけど、結婚やら恋人やらはマジでは考えていません。
じゃ、どこからそんな関係になったかと言えば、内政なんだよ、NAISEI!!
親父さんの王様が、病気がちで、国の切り盛りは、あんなに幼いのに、王女様に掛かっていたんだよ。
なんか真面目で、頑張り屋さんだからね、一人で頑張らなきゃって気を張っていたんだよね。
そんな娘だから、見てる僕らも助けたくなるよね?
僕が貰った旧カロン大公領の領地経営が軌道に乗ってくると、それを参考に、色々助言できるじゃん。
判らなきゃ、チート内政官の戦車兵に聞けばいいんだし・・・
そんな訳で、アレコレと親身に相談に乗っていたら、急接近しちゃうでしょ?
だって、あの頃の王女様って、女の子から急に大人びて、女になって行くんだよ。
なまじ凄く綺麗だから、日々の変化に気が付くだけでドキドキで、、、
彼女も、段々と打ち解けてくれるし、凄くいい笑顔を見せてくれるし。
でも、箱入り娘さんだから、うん、文字通りお姫様だから、思わず、いい雰囲気になって、キスしちゃった翌日には、王様に謁見を願って、思わず言っちゃったよ。
「お父さん!!お嬢さんをください!!」
ってね。
いや、はい、テンパっていました。
お父さん呼ばわりされた、国王陛下は、ぽかーんだよ。
そう、ぽっかーん!!
鳩が豆鉄砲喰って驚いてる感じ。
暫くして、言ってる意味を理解して、大爆笑だよ。
たぶんね、自分の息子や娘にすら、お父さんなんて呼ばれた事無かったんじゃないかな?
笑いが収まった後、今後、国王陛下、つまり、アリスの親父さんをお父さんと呼ぶ事を許すと、厳かに言われました。
因みに、厳粛な雰囲気は、国王陛下と僕の間だけで、周囲の貴族や、女官は、顔を真っ赤にして笑いを堪える者、腹を抱えて転げまわり、持病の腹痛が、腹痛がと叫びながら、笑い声を立てずに笑ううちの軍曹みたいな奴も居たよ。
後で覚えていろよ!!
それからは、あれよ、あれよと言う間に、結婚式の当日を迎えたのです。
しかし、あれは失敗だった。
テンパり過ぎて、プロポーズより先に、「おとうさん」をやらかしたもんだから、アリスにプロポーズに向かった時、何故か?王宮中の女官や貴族が詰めかけてて、衆人の注目の中で、プロポーズをさせられる羽目に。
あまりの注目度に、思わず躊躇って、プロポーズは後で再挑戦しようと、他の話題へ振ろうとしたら、小声で、
「ヘタレ」
と、アリスの口から聞こえてきたのは、多分、幻聴なんだろう?
あんまり、緊張してたから、色々、おかしかったんだろうな。
その幻聴に押されて、無事、プロポーズ出来ました。
プロポーズの台詞?
恥ずかしいから、言わないよ。
あれは一度で充分だ。
敢えて、要約するなら、NO ONE BUT YOU!!
そんな感じの台詞をしどろもどろに、言った気がする。
あぁ~長々とした神官の祝辞や説教も終わり、誓いを聞かれてる。
もちろん!!
「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
「誓います。」
うん、お仕事の後はまっすぐ公宮に帰ります。
アリスの体型が変わっても愛し続けます。
カッコイイ父親を目指して、頭皮のケアに努めます。
子供にこの人だれ?って言われないようにちゃんと育児も手伝います。
だからアリス。
末永く、宜しくね。




