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農業に肥料は大事です。ファンタジーにフラグは大事です。

当主置いてきぼりの第一回男爵家内政会議終了後、早速農業チートを皆さん始めました。

何より、悪魔の実として、既にジャガイモが王国内に存在していた事が、スタートダッシュに繋がった感じかな?

で、農地の大規模開拓で、足りなくなるのは当然人手。

ファンタジーで開拓村って言うと、農民と冒険者の兼業みたいな屯田兵的な方々の集落ってイメージだけど、うちの開拓村は、元々王領の荘園。

魔物なんてほとんど居ません。

あぁ~ゴブリンとか、コボルトとか、オークとか、定番の魔物は、それなりに居たようです。

皆さん、戦車に轢かれましたが何か?

耕運機やトラクターに乗って、そんな魔物に出会ったら、そりゃ~大変です。

でもね、地面掘り起こしてるの、戦車なんです。

会敵必殺ですよ。

1回だけ、レッドボアって猪の魔物と接触事故起きたみたいですが、どんなに紙装甲と貶される軽戦車の一番薄い装甲部でも、一流の冒険者さんの盾役が扱う盾よりも何倍も厚いですもん。

もちろん、盾役さんより重量級なので、力負けもしないし、、、

そんな訳で、オーク肉とかボア肉のように、魔物肉として、認知されてる魔物以外は、みんな肥料として鋤き込んだそうです。

南無南無。

よくファンタジーの定番として、魔物の死体を燃やしたり、埋めたりして処理しないとスケルトンやグールみたいなアンデット系が~とか言うけど、ミンチや骨粉状態だと、あまり関係ないらしい。

で、話が逸れちゃったな、、、

人手です。

開拓しても、農業してくれる人居なきゃと言う事で、王都や近くの都市から、貧民の皆さんの誘致活動頑張りました。

先行投資と言う事で、その日暮らしの皆さん、もしくはその日の食事さえ怪しい皆さんを、最低でも日に二回の食事を確約して、引率しましたよ。

調理班小隊のマウルティアだけでは、食材購入、全然追い付かないので、領都や村の荷馬車や荷車を借り受けて、暇な戦車に曳かせて、四方八方に買い出し行かせましたよ。

お陰様で、住民集めは大成功だけど、貧民が激減した王都や周辺都市では、安い日雇いが少なくなって、手間賃が値上がりしたとか何とか?

後日、遠回しに苦情が聞こえて来ました。

まぁ~遠回し過ぎて、軍曹が翻訳してくれなきゃ、僕には判らなかったけど。

で、集めた開拓民さんにも、家や井戸、色々住むために必要なものが要る訳で、でも、兵舎と違って、必要な数が桁違いで、、、当然、エルフさんに頼むにしても、建材なんて直ぐには用意出来ないし、と言う事で、王都や都市の城壁外のいわゆるスラム街が、我が領にそのまま移築状態と相成りました。

開拓民の皆さんが、井戸掘りしてる間、うちの軍曹が、戦車隊が、輸送隊にと嘆いていました。

いや、軍曹がそんなフラグを建てるから、僕の頭の中で、ピーンと言う音が響き、ミッションの説明画面が立ち上がるんだよ。












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