17 賑わう学園祭
本日は休みだが、どのクラスも学園に集まって準備をしていた。明日明後日は外部からの客や来賓を迎えての開催となるため、生徒たちはよりいっそう力が入る。日が変わるまえに、どのクラスも準備が終わり帰っていった。
ザイアスたちは食堂に集まり情報交換をする。
「来賓の方々がいらっしゃるのは二日目みたい。
学園長が案内するって話してた」
マリッサが学園長から聞いた話をしてくれた。
「そうか、できることは少なそうだな。まあ、明日明後日で講師に通達がくるかもしれないし、臨機応変にうごくのがいいか」
セイント卿とサンデル卿が学園の講師になってくれることが学園長や学園の講師たちの願いのため、協力が要請される可能性もある。
「そうだねー」
ノアが同意し、マリッサやアメリアも頷いた。
明日も忙しいため、早めに解散することになった。
次の日になり、学園祭が幕を開いた。
外部からの客が続々と来て受付をしているマリッサはとても忙しそうだった。交代の時間が近づき、マリッサと交代予定の講師が呟いた。
「こんな様子をみるのはここに来てはじめてだ。
セイント卿とサンデル卿も講師になってくれるといいんだが」
「そうですね、忙しいですけど頑張りましょう」
マリッサは笑顔で答えて、引き継ぎを行い、次の担当箇所へと向かった。
「人すごいね」
ザイアスが担当するクラスの生徒が呟いた。
屋台でブドウジュースを販売している。売れ行きはそこそこだが、屋台の前を行き交う人は多い。
「一回来たことあるけどこんなに人はいなかった。生徒もいなかったけど」
別の生徒が答えるとザイアスは苦笑していた。
それぞれ忙しく過ごし、この日の学園祭は終了した。明日の最終日に備えてから下校し、ザイアスやノア、アメリアも帰ることにした。
マリッサはまだ明日の準備をしているようで、迎えに行くことにした。
「マリッサー?」
マリッサは明日のための案内チラシの準備のため、職務室にいるときいていた。
「あ、ノアさん!」
答えたのはサリだった。
「あれマリッサは?」
「ちょうどチラシを届けにいったところです。すぐ戻ってくると思いますよ」
とのことだったため、少し雑用をしながら待つことにした。
「あ、みんな」
マリッサが戻ってきた。
「お久しぶりです」
マリッサと共にアルベールトも居た。
「色々手伝ってもらってて、今も一緒に運んでもらったところ。お待たせしてごめんね」
マリッサたちの仕事も終わり、六人で寮に向かった。疲れもあり特に集まることもなく、各々は部屋へと戻った。




