表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

2話

《???視点》


俺はどうやら死んでしまうようだ。


だが俺は選ばれた英雄だ。


こんなところで終わるはずがないと思っていた。


そしてそれはどうやら間違ってはいなかったようだ。


「ここは神界か……」


ここは神界って言う神様が存在している場所なのだろう。何もない真っ白な場所だがなぜか頭を下げたくなるような何か不思議な力を感じる……気がする。


「それにしても神様はまだ出てこないのか?」


俺はこの神界へとやって来てから数時間は経っているだろう。時計がないので詳しい時間は分からないか何もない空間で何もすることがなければ経過した時間が何倍、何十倍にも感じられる、まぁ時計がないのでどれだけ時間が経過したかは分からないが。


「まぁいい、もう少しだろう、もう少しで来るはずだ!」


もう少しで神様はくると自分に言い聞かせる。先程から自分にここが神界で神様がやってくると信じているのだ。もしここが神界ではなく神様がやってこないと言うならば、ここはまさに地獄へと変わる。なにせここは何もない空間で一生をここで過ごさなければならなくなるのだからな。




《神様視点》


「ふわぁ~~よく寝たな~」


現世の人間を呼び寄せるのは初めてだったので僕は力を消耗し眠ってしまっていた。


「んん?あぁ~もう来てるのか」


目を覚まし呼び寄せた人間が神界へとやって来ているのか探してみると反応が一つあった。その反応が先程僕が呼び寄せた人間の反応と一致する。


「それじゃ行ってくるか」


僕は人間がいる場所へと移動することにした。この神界は神様であるなら自由に一瞬で移動することが出来るのだ。なので神様である僕にとっては距離は関係ないのだ。


「……ん…ちょっと待てよ」


移動する瞬間にある事を思い出し僕は移動するのをやめた。


「呼び寄せたのはいいけど何も決めてなかったな…」


僕は転生させる奴を決めたのはいいが、その転生させる先、転生させる世界を決めていなかった事を思い出したのだ。


「すっかり忘れてた、まあいっか」


僕はなんとかなるだろうと思い、転生させる奴の元へと移動した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ