崩れ行く日常(2)-謎の光-
えっと第3話です。
ここで翔の日常は急展開します。
話に色々無理がありますがそれは作者がまだまだ未熟な為なので笑って気にしないで下さい(´∀`;)
では駄文ですが、第3話、お楽しみ下さいm(_ _)m
僕は光が伸びている公園に行くことにした。
タッタッタッ!
僕は今走っている間に気付いた事がある。
《誰も光なんて気にしていないようだ》
普通、空からあんな光が伸びていたら大騒ぎになるだろう。
《変だな…》
僕は歩いてる人を1人捕まえた。
「あの…あの光なんなんでしょうか」
「……光ってどれ?」
「!!」
すぐ理解した。
あの光は僕にしか見えないんだ…。
あれこれ考えてるうちに公園についた。
「!」
光は公園の滑り台に伸びていた。
滑り台を囲むように。
《……この光…近くで見ると懐かしいような気がする…》
勿論そんな筈がない。
でも何故かそんな気がした。
「さて…どうするか…」
とりあえず光の中に入ろうと思った。
でも………
「……」
足が動かない。
こんなに神々しい光で怖い事なんかない筈なのに
《昔から僕は……何もできない……肝心なとこで何も出来ないし言えない》
そんな事を考えて光の前で立ち尽くした。
どれぐらい経っただろう。
もう周りは真っ暗だ。
不思議とこの光は周りは照らさない。
光の中だけが光っている。
突然光の中から蝶が現れた。
「もう意気地なしねー」
「!?だっ誰!?」
「私よ私。ヒラヒラ飛んでるでしょ?」
「まさか…蝶?」
「そうよ」
信じられないが周りには誰もいないし、どうやら本当のようだ。
「君、本当に6年生?」
「っ!五月蝿いなっ!」
「怖いの?こんな綺麗なのに?」
《五月蝿いっ五月蝿い五月蝿いっなんで蝶なんかに言われなきゃいけないんだ!》
《でも…また今思ってる事が言えていない…》
「ああ…怖いよ…」
「君の妹は…」
「!!??妹を知っているのっ!?」
「この光の中に入るわ」
「……?」
光の中に妹は見えない。
「入って滑り台を滑れば分かるわ」
僕は足を動かそうとする
でも…足は動かない。
どんなに動かそうとしても足が動いてくれない。
《なんで…なんでだよっ!》
「ねぇ、妹の消息が掛かってるのよ?」
《五月蝿いっ僕だって分かってる!でも…》
「……とんだ腰抜けね。信じらんない」
「…………」
僕は何も言えない。
彼女(?)の言ってる事はキツいけど正しいから。
僕のたった一人の妹の事なのに自分は動けないから。
悔しい……
《なんで…なんで僕にはこんなに勇気がないの………?》
「それは君の勇気がバラバラになっているからだよ」
「!?」
また知らない声
「長老様っ!?」
《蝶の長老様?ww》
「コレ、変な事を考えるでない」
「え?コラっ翔!長老様の変な事考えるなっ」
《心の中が読めるのか…?》
「読めるとも」
《迂闊に変な事考えられないな(汗》
「フォッフォッフォッ」
「で…僕の勇気がバラバラだって?」
「そうじゃ」
「言ってる意味がわからないな…」
「うむ、勇気とは誰しも持ってる物じゃ。 勇気は目には見えないが一つの塊となって人の心の中にあるハズなのじゃが…」
「僕の勇気は塊がバラバラになってるって事?」
「そうじゃ」
にわかに信じられないけど、今までの僕の行動力の無さなどを考えると信じざる終えない…と思った。
「じゃあ、そのバラバラなのを塊に戻してよ」
「コラ!長老様になんて口の聞き方をっ」
「いいんじゃよ、フェイト」
今初めてあの蝶が
「フェイト」と言う名前だとわかった(笑)
「で…バラバラなのを塊に戻すと言う話じゃが…」
「うn…はい」
一応敬語にする事にした。
「無理じゃ」
「なんでっ!?長老様ならできるでしょっ!?」
「ふむ…ワシも普通ならできるよ しかし君の勇気はバラバラのカケラが…」
「カケラが…?」
「体から抜けているようじゃ」
…………………。
「っえぇぇぇぇええ!!」
《じゃあ僕の体に勇気が今ないって事か!?》
「いや少しだけある。本当に少しだけじゃがな」
「……!抜け出した僕の勇気は何処にあるんですかっ!?」
「フォッフォッフォッ。君は頭がいいな。普通はここでショックでもう何も考えられなくなるんじゃが…」
何故か満足そうな顔で笑う長老。
「……あるのはあるんですね?」
「勿論あるとも」
「何処ですかっ?まさか全世界に散らばったとか言わないですよねっ?」
「いや“一つの世界”じゃよ」
「よかったぁ…やっぱり日本ですよね」
「いや、違う」
「え゛……?」
「その光の中の世界、『幻想界』の中じゃ」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇええ!?」
「馬鹿者!叫べば文字数稼げると思うな!」
「ちょっwwそういう事は作者に言ってくださいよww」
「む…そうじゃな」
「で…『幻想界』でしたっけ…?」
「うむ」
「なんでその『幻想界』という世界に僕の勇気のカケラが?」
「ワシもわからぬ。君自身が行って確かめればいいじゃろう?」
「でも長老様。僕は…勇気が出なくてその光の中に入れないんです」
「フォッフォッフォッ」
「何笑ってるんですか?」
「コレを見るんじゃ」
突然空からオレンジ色に光るパズルのピースの用な物が降ってきた。
後まだ触れていなかったケド、長老様は僕とフェイトの目の前にはいない。声だけ聞こえてるんだよww
「うわあ…綺麗…」
僕がピースに触れた瞬間。
体がオレンジ色の光に包まれた。
「うわっ!?」
そしてピースがーー。
体の中に入った。
「まさか今のが勇気のカケラ?」
「そうじゃ」
「なんで長老様が持ってるの?」
「そういえばまだ話てなかったの。フォッフォッフォッ」
話を聞くと、ある日『幻想界』でここ…えーっと……僕達の世界の子の勇気のカケラが見つかった。
『幻想界』の人達はとても悩んだ。
「何故幻想界の者以外の勇気のカケラが!?」
「いったいどうやったら!?」
「フォッフォッフォッ。まあまて君達」
「長老様…」
「そんなに悩むなら返してやればよかろう?」
「ですが、長老様!」
「よいから早く勇気のカケラを探すのじゃ」
「はっ!」
で…勇気のカケラ探しをしたらしいんだけど…
結局一つしか見つからなかった。
で悩んでる時に一人の少女が『幻想界』に侵入したという報告が入った。
「フォッフォッフォッ。いったい誰じゃ?」
「それが…先日の勇気のカケラの持ち主の妹…みたいです」
「フォッフォッフォッフォッフォッフォッ!これは面白い。その子を利用しよう」
「…で長老様は妹を助けるついでに自分の勇気のカケラは自分で探せと…」
「フォッフォッフォッ そうじゃ」
「それって『幻想界』側の人が探せなかったからでしょww」
「……ち…違う。君の成長の為じゃよ」
「今笑わなかった!笑わなかったよね!?図星なんですよね!?ww」
「いっいいからさっさと探しに行くのじゃ!!」
「うはwwごまかしたww」
《……まだ怖い。でも…さっきより怖くない》
すっ...
僕は足を光の中に入れた。
「もう…平気だ」
僕は滑り台の上に登った。
《これを滑ると『幻想界』か…ハハっまだ信じられないや》
「フォッフォッフォッ嘘じゃないぞ」
「わかってますよ」
「さて…今のうちに言っておくが、君が『幻想界』に行ったらワシの声はもう君に届かない」
「えっ」
「『幻想界』には危険なモンスターもいる」
「え……」
「フォッフォッフォッわかったな?」
「なんで行く直前で言うんですかァァっ!」
「フォッフォッフォッ」
「長老様の馬k」
叫ぼうとした時だった。
ズルッ
「あ」
「あ」
「あ」
僕、フェイト、長老様 三人(?)とも間抜けな声を出した。
僕は…足を滑らせ滑り台を滑って行く。
「イヤァァァァアアアアアア!!!」
僕は涙を流している。
こうして僕は妹を探す為、自分自身の勇気のカケラを探す為、『幻想界』への一歩を踏み出したんだ。