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第三部 はーじまーるよー

 新たな七英雄は、誓いを終え、結界を解き、外に出て……、そして……


「なん……じゃと……」賢者ミラドリスは言った。


 そこは瓦礫の山だった。一面の騎士、騎士、騎士。近くに死体はないのに血の匂いが辺りに充満していた。


「そんな……、私の学校が……」とミラドリス様。

「結界は人間に対しても有効なはずなのですが、……どうして破られたんでしょう」とリベルタス様。

「帝国兵が……やったのか」とウェル。その顔は戸惑いで溢れている。


 皆一様に緊張している。皆戸惑っている。皆恐れている。


 緊張を破ったのは、帝国兵の方だった。


「大罪人よ。貴様らに慈悲は無い。アルフォンス皇帝の名の下に、死ね」


 そう言うと帝国兵は一斉に遅いかかってきた。方々から魔法と矢も飛んでくる。さらには、地面に魔法陣が現れた。魔法陣はすぐさま効果を発揮し、私たちは……、


 上空へ飛んだ。


「5秒待つ。近くにいるものの手をとれ!」


 と誰かが言っているのが聞こえた。周りを見ると皆が手をつなごうともがいている。


 下にいる兵士たちは私たちに向けて魔法を放とうとしている。


「お姉ちゃん」と叫ぶ声がする。そちらの方を見るとミネルヴァとヴァンがナレッジ・ハルに掴まれていた。その顔は「安心してください」と言っているように感じた。表情ないけど。


アリシアとアダムは二人で抱き合っていた。なんか二人の世界だった。

 

「フェニカ」飾りみたいな羽をパタパタさせながら、ウェルの手を掴んだレイが反対の手を伸ばした。私は勢いよくその手を取り、


「すまない」すごい勢いで二人とも外に飛ばされた。ウェルが私たちを支点に獣人二人の方に飛んだようだ。ウェルが二人の腕をガッシリつかむと……


 私たちは三方に吹っ飛んでいった。



 私たちは離散した。

ありきたり展開でしょうか?

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