今度こそフェニカの正体
「泣いている獣人二人は置いておいて……、フェニカちゃんの本質に迫る話に戻っても良いですか? フェニカちゃんが沈黙状態なので」そう言えば、私話しちゃいけないんだった。
「はい、レイちゃんの見立てをどうぞ」
「今までの様子からするとリベルタス様正確に把握していらっしゃらないと思います。手順を追って言います。
『男性の魂を女性の身体に入れて、快楽薬漬けにして魂を変質させたところで、不死鳥を普通の手段で合成。しばらくなじませた後で、体と魂を死ぬ寸前まで痛めつける。そこで魂を抜き、同じく魂を抜いたドラゴンを合成、魂のない身体が不死鳥の力で復活することでドラゴンが馴染む。そこに魂を戻すことで、ドラゴンの悪影響が出ず、不死鳥の魂だけを宿した人間が生まれた』
こんな感じでしょうか」
私の身体複雑すぎ。
英雄の二人を含め全員がよくわからないって顔してるよ。一人ヴァンを除いて。
「そうか……、不死鳥を移植してドラゴンの魂を抜けば耐えられるんだな」
「いや、それだけじゃダメ。僕が今行った手順を適切に踏まないと多分ダメ。フェニカを造った人は芸術的と言っていいよ。常人の発想じゃない。ドクター・ジルバがここまで魂に詳しいなんて話聞いたことがないけど」
「えーとたぶん、フェニカちゃんが生まれたのは……偶然です」
「リベルタス様、適当」あ、声出た。




