気がつけばショータイム
いきなりアウトな話ですみません。2、3話を過ぎたら割と普通なので。
気がつけば俺はステージの上だった。裸で恥ずかしい姿勢をとってってた。
観衆は皆、俺の痴態を眺めている。
何だろう、体中からおかしな感覚がした。薬でも盛られたのだろうか? 俺はただ狂ったように自分を慰めた。
俺の男としてのプライドは完膚なきまでに叩きのめされた。
俺にはこの少女としての記憶があった。俺は生まれたときから奴隷。教育を受けたことはない。だからこの世界のこともほとんど何も知らない。ただ性的な知識だけはやたらと豊富にあった。
ショーの後、俺は春を売った。
それが俺の仕事だった。
仕事の前にはたんまり薬を盛られ、その効果で俺は狂ったように男を求めた。女のときもあった。俺の男としての尊厳はボロボロだった。
仕事が終わって帰ってくる。
俺の寝る部屋は。8人部屋だった。外から見えるよう格子で区切られた部屋の中、再び薬を盛られる。寝る前に俺たちはやはり求め合った。その様は観客に見られたが薬の効いている俺はそれどころではなかった。
俺は自分が男なのか女なのかもうわからなくなった。
奴隷部屋での会話は一切禁止されていた。
それから一月のことはあまり覚えていない。薬漬けにされていたこともあり、俺はただ女の性を満喫した。
一月経ったところで俺は奴隷として売られた。