異世界で僕らは旅をする。
――目が覚めると、内臓剥き出しのまま異世界にいた。死にそう。
高校生の楠田静麻は、幼い頃の苦い思い出を胸に秘めつつ、何事も無くそれなりに充実した日々を送っていたが、心当たりが全くない犯人によって刺されてしまう。
意識が朦朧として死を受け入れそうになっていた静麻だったが、唐突に頭の中で鳴り響いたアラート音に導かれるようにして目を開くと、そこは異世界だった。
ただし、異世界転生におなじみの神様は現れず、チートは貰えず。
おまけに内臓は剥き出しのまま。
ようするに、何のフォローも無く飛ばされた状態だった。
それから静麻は、癒やしの力を使えるエルフの少女――スフィアに命を救われ、紆余曲折あって、かつて自分が殺したはずの少女――クロアと再会する。
それから成り行き上、スフィアの故郷――ほぼ鎖国状態にあるカナンへと向かうことになった三人。
そこそこ発展しながらも、どこか歪な魔法世界を旅していく。
やがて、その出会いと再会は、異世界を大きく掻き回していくことになる。
高校生の楠田静麻は、幼い頃の苦い思い出を胸に秘めつつ、何事も無くそれなりに充実した日々を送っていたが、心当たりが全くない犯人によって刺されてしまう。
意識が朦朧として死を受け入れそうになっていた静麻だったが、唐突に頭の中で鳴り響いたアラート音に導かれるようにして目を開くと、そこは異世界だった。
ただし、異世界転生におなじみの神様は現れず、チートは貰えず。
おまけに内臓は剥き出しのまま。
ようするに、何のフォローも無く飛ばされた状態だった。
それから静麻は、癒やしの力を使えるエルフの少女――スフィアに命を救われ、紆余曲折あって、かつて自分が殺したはずの少女――クロアと再会する。
それから成り行き上、スフィアの故郷――ほぼ鎖国状態にあるカナンへと向かうことになった三人。
そこそこ発展しながらも、どこか歪な魔法世界を旅していく。
やがて、その出会いと再会は、異世界を大きく掻き回していくことになる。
00『プロローグ』
2017/02/08 20:24
(改)
01『迷い人の目覚めと、彼女と』
2017/02/15 20:00
02『物事は進まず、思考だけが回り続ける』
2017/02/22 20:00
(改)
03『まずは、スタートラインの一歩前から』
2017/03/01 21:25
04『靴紐を締めて、歩き出そう』
2017/03/08 20:00
05『初めての場所で、どこにでもある景色と』
2017/03/22 23:46
(改)
06『テンプレートな覚悟を、胸に』
2017/05/22 20:00