第2話「現状確認」
今回結構文章が乱れてますが、気にしたら負けです
周囲の光景はガラリと変わり、そこは大きな谷だった
ゴツゴツとした岩場が広がっていて、少し奥には中規模の川も見え、左右には巨大な壁と見紛う断崖絶壁がどこまでも続いている
「イテテテテ…」
俺は全身の痛みで目を覚ます
落下時の衝撃によるものだろう。蜘蛛によって減らされた足は更に数を減らし、今では右に2本、左に1本しか残っていない
痛い、めっちゃ痛い
俺は普段からあまり運動をしていないヒキニートなので、勿論大怪我なんてしたことが無く、痛みにはめっぽう弱い。そんな俺が足を3本も失って正気で居られるだろうか?
無理だ。
手を擦りむいただけで半ベソかきながら病院に行くような俺が致命傷を受けようものなら、1週間は泣き叫んでいられる自信がある。
ただ、どうしたことだか今俺は思っていた程の痛みを感じていない
いや、痛いことに変わりは無いよ?
だってあれだけのダメージ受けたんだもん。体ジンジンするし、すぐにでも病院行きたい
でもそれだけだ
泣き叫ぶ訳でも無いし、失神する気配も無い。まるで何らかの『力』が働いて痛みを和らげている様な…
「まぁ分からないことは分からないんだし、まずは安全確認を優先しようか」
一緒に落ちてきた蜘蛛がまだ生きているかもしれないし、それ以外の脅威が無いとも限らない
「とりあえずは今、何故かキモイ足が生えている俺のことや、この場所について『知りたい』な」
と呟いた瞬間
【自身のステータス、及び現在地を表示します】
俺の頭の中にいくつもの情報が流れ込んできた
【種族名:タイニーインセクト Lv 1/5
個体名:無し
状態:瀕死
HP 2/8 MP 5/5
魔法:無し
スキル:チュートリアル、鑑定、スキル奪取、痛覚軽減】
【現在地:ヴェヘルヴ山脈…ボルテニア大陸の北にある巨大な山脈。攻撃的なモンスターが多く、一般人の立ち入りは禁止されている】
「えっ……」
投稿ペースもっと早めます(´・ω・`)