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成り上がり異世界転移  作者: デルトラス
2/7

第1話「別世界でニューゲーム」

第2話です

どこまで続くか分かりませんが、よろしくお願いします


目が覚めるとそこは、文字通り別世界であった


ついさっきまで自分を取り囲んでいた筈の住宅街はそこには無く、雲を貫いてそびえる雄大な山々がどこまでも続いていた。そして俺はその山の1つ、見たところ付近で最も小さな(と言ってもエベレスト並に高いのだが)山の頂上に倒れていた


そうだ

俺は何者かに突き落とされて───と、そこまで考えたところで、耳をつんざく様な音に思考を中断させられる


「キシャアアアアア!!」


気がつくと俺の前には、全長1m程の巨大な蜘蛛の様な生物が居た


しっかりと俺を見据えて、しきりにこちらを威嚇してくる


「ヤバイ、死ぬ」



死の匂いを感じ取った俺はその場から逃げ出そうと足を踏ん張る────と、そこで俺は自分の体の”異変”に気がつく


体のバランスが取れない、足で立ち上がろうとして転倒する


不思議に思い足元を見ると、俺の体から棒切れの様に細い足が6本生えていた



おかしい



俺の記憶が正しければ、俺の体には足が2本しか生えていなかった筈だ。増えたことも、減ったこともない


しかし、今自分の目にはしっかりと6本の足が映っている。色は黒く、表面はつやつやと光沢がある。力を入れればうねうね動くし、正直キモい


大事なことなのでもう1度言おう


「おかしい」


だが、今はそんなことを気にしている余裕は無い。目の前には敵意剥き出しの巨大蜘蛛が居て、今にも襲いかかってきそうである


とにかく逃げなければ


俺が走り出す、それと同時に蜘蛛も走り出す。命がけの鬼ごっこの幕開けだ



走る、とにかく走る。体の力を振り絞って、あのキモい足を全力で動かしながら、最高速で山を下る


俺の足は予想に反して早く動かすことができ、これまで体験したことのない様な速さで逃走できた


5分後


「そろそろ撒けたか?!」


そう思って俺は後ろを振り返る───と同時に俺の一番前の左足が蜘蛛の口の中に消えた




「キシャアアアア!!」

「ぎゃあああああああああ?!?!」


足を1本失った俺は見事にバランスを崩し、蜘蛛を巻き込みながら目の前の崖に落下する



家族や友人との思い出や、喧嘩した上司の顔などが頭に浮かぶ


「ああ、これが走馬灯ってやつか…」



そして俺は、再び意識を失う


また意識失いました( ¯•ω•¯ )

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