第2話 ヨーロッパ
東ヨーロッパ連邦
昔ドイツの首都と呼ばれた町
ベルリン
市内の3割はスラム街と化しており
政治的、経済的都市機能は廃れつつあった
金はロシアや旧ポーランドの港町に流れ
政治機能もポーランド旧首都ワルシャワに移動し
ベルリン分断時代より酷い状態にあった
9月10日
ビスマルク通りのビル
「ネーク、いる」
「マリス姉さん、その様子だと」
「ええ、食べ物は、殆ど買えなかったわ、仕入れができないから」
「来るのは、週に一度の軍の配給だけか」
「週に一度って、3日分しか配給しないじゃない」
「うん、でも文句を言うと、連れて行かれて、どこに行ったのか」
「配給まで、後2日待たないと」
イギリス
首相官邸
「旧東ドイツ地域はそんなに酷い状態なのか」
キャーチル首相は、頬杖をしながら言った
「ええ、ギリシャ経由での情報ですが、港町ロストクでは、毎日配給や販売がありますが、内陸部にいけばいくほど、供給頻度も悪化しています。ベルリンで週に一度、ドレスケンだと、半月に一度あるかどうかという状態です。供給量は、どロストクではほぼ毎日分の消費量を供給量できていますが、他は3日分だけの供給です」
外務大臣の話にキャーチル首相は驚いて立ち上がり
「三日分だと」
と言い放った。そして外務大臣が
「度々、イタリアが食料の輸出をしているみたいですが、それも年に2回あるだけで、そのほとんどが旧東欧諸国側に流れています」
といい終えた
「ドイツ民国の現状は」
キャーチル首相の言葉に 国防大臣が答えた
「ドイツ民国は、海軍を完全に廃止しており、制海権をフランスとロシアに委ねている状態で、空軍の規模も縮小されつつあるみたいです」
「フランスからの圧力だな」
キャーチル首相は、対岸の事実上の敵対国の名を出した
「航空会社も、北欧便とアフリカ便を除けば殆どが大西洋や北極経由、日本と手を組むのも、良い判断だったかもしれないな」
「ロシアの暴走をくい止めるヨーロッパの最後の砦として戦うしかない」
フランス パリ
「英仏海峡トンネル封鎖から6年近く、カレーからイギリスへの船も電車も廃止され、実質国交断絶になっているからな」
「米国資本企業も次々と消えて、ラックドナルスやトガコーラもヨーロッパでイギリスとギリシャ以外の企業閉鎖をしたから、うまいバーガーや一般的なコーラの一つが手に入らなくなっちまったな」
「寿司も食えるもんじゃねえ奴になってるし」
「米が不味いんだ、イタリアの米で作ったすしだと、なんか不味い」
ps その人が言っていることです。イタリアの米で作った寿司の方がうまいという人もいるかもしれません
「日米英も手を組んで、こっちに攻め込む気か、もうドイツ亡命政府もポーランド亡命政府も消滅したというのに」
「極東が理由かもしれないて言う噂もあるらしいぜ」
「どういう事」
「10年以上前に、朝鮮に脱獄亡命した、旧蝦夷人民共和国の幹部が朝鮮半島と満州をロシアの支援を使って乗っ取って、満州国を建国した話 あっただろ」
「ああ、今も日露友好派の大統領が」
「違うって、今の満州国大統領は、対ロシア政策を打ちだしていて、親日主義国になっているんだよ」
「確か、EATOにも積極的に参加しているらしいけど、こっちとは関係ないよね」
「確かに」
続く




