第17話 ロシアへの道
βルートです
「私は、伊部総理大臣の意見を尊重する」
党内の意見は固まったように見えた
だが
「伊部総理、中泉幹事長、これを受理してください」
「・・・・・・・正気か」
「身を引くのか」
「ええ、申し訳ありません」
青川議員が出したのは、国土交通大臣兼副総理辞職届け、離党届、議員離職届だった
党内部はざわついた
「どうするのかね、これから」
「東陸道か東海道の議会に無所属で出馬するか、一管区長候補に入れてもらえないか、交渉しに行くつもりです。今まで、ありがとうございました」
党内は、大騒ぎになった
副総理の枠には、一応防衛大臣がついたが
野党からは、戦争への追求が大きく取りざたされ
数日後には
EATOの対ロシアの前線基地でも士気の乱れが起きていた
ロシアは、それを好機に
最後の大反撃に出た
東方戦線は一気に崩壊
エカテリンブルク戦線で崩壊
第二防衛線のオムスク、スルクドラインを取り返され
EATOはバイカル湖近郊でようやく反撃体勢にとれた状態だった
戦線は膠着になり
西方戦線も、フランス政府と一部軍部がが東欧連邦に亡命
フランス、ベルギー以東の戦いも厳しくなっていった
中東でも軍事衝突が激しく
大量の死傷者が出てしまった
「・・・・・・・、青川君を引き留めておくべきだったのか」
伊部総理は、頭を抱えた
そして腹痛で倒れ入院
その後、ドクターストップで首相を辞任
石生防衛大臣が、総理大臣に就任した
「石生総理、日本と大陸全土がロシアに乗っ取られる事は、絶対避けてくださいね」
「もちろんだが、それは、私より現地の司令官達に」
「だから、あなたが言うんですよ」
「分かりましたよ、中泉幹事長」
一方 中東某所
「やっと、完成した」
「どこぞの国に、研究所兼工場を破壊されたが、サブを建設して研究させておいたのは成功だった」
「ええ」
「目標は、満州国首都長春、サウジアラビア首都リャド、イタリア首都ローマ及びバチカン市国」
続く




