エピローグα
世界を震撼させた第三次世界大戦は
i宗教国家
及び
ロシア連邦
の敗北で幕を閉じた
だが、主要国家は多くが戦災による大打撃を受けた
アメリカ合衆国
第三次世界大戦回避のために
行おうとした、ロシア制裁決議が、
ロシアの先制核攻撃を招き
経済の要である、ニューヨークを失った
今現在、サンフランシスコとボストンに
アメリカ大手であった証券会社が再建準備を進めているが
アメリカの権威は一気に失墜していった
米軍も、遂に
イギリスのレイクンヒース空軍基地、バーケンヘット海軍泊地
日本の横須賀海軍基地、厚木航空基地
の4つを除き
全海外派兵軍の撤退を宣言
国内の軍需企業から大反発が起きたが
その時に、CIAとFBIが各軍需企業の汚職騒動を公表
これにより、アメリカのはけんは幕を閉じた
イギリス
第三次世界大戦では、大陸上陸作戦に大きく関与し
最終的に、ロシアからヨーロッパを取り戻したという
かつての大英帝国魂が国民の心を焚きつけたが
それを覆い潰すほどの戦費(空軍機)を消費し
経済が低迷
名誉は回復したが、経済はガタガタになっていった
フランス
第三次世界大戦で、敗北し
2010年時点の国土に縮小され
復興のために軍も大きく縮小されていった
上記のイギリスとの海峡トンネルの再開による欧州経済復興の要になって
国力再建に努めていくことになる
ドイツ、ポーランド
第三次世界大戦でロシア、フランスの影響から解放され
東欧連邦は崩壊したが、連合政府としてそれぞれ結託した
フランスから復興賠償金を元に経済再建をつとめていくことになるだろう
スペイン、ポルトガル
第三次世界大戦で、途中から米英連合軍についたことにより
戦災被害は少なくすんだが
経済リスク被害が大きく
現在も混乱が続いている
イタリア
戦争の結果、艦船の一部を失いつつも
米英連合軍にフランスをさしおいて降伏したことが幸いし
少額の賠償金ですんだ
オーストラリア
第三次世界大戦開幕と同時に
ニューヨークの国連本部が崩壊したことで
仮設本部がオーストラリアにおかれたが
その後、国力が荒れている欧米諸国に置くのは危険とし
日本の那覇、フィリピンのマニラ、オーストラリアのシドニーに焦点が置かれた末
国連本部が置かれた
常任理事国候補に一度は出たが
イギリス連邦の一員であることを重んじ、常任理事国からおりた
中東
その後、宗教国家であった組織が、サウジアラビアとイラン、イラクに宗教憲法の導入を打診
各国は、内容を吟味し、全面とは至らないものの、一部一部導入されていった
アフリカ
宗教国家の崩壊により
各地にいる宗教国家勢力の活動は徐々に停滞
政府軍に次々と投降し
拉致されていた女学生や子供が家族や友人の元に返された
インド
特に、第三次世界大戦による直接被害はなかったが
原油価格、アメリカ経済の大混乱のダブルパンチで
大打撃を被り、一部の国民は国外出稼ぎを企もうとして
政府と対立状態により治安が悪化
今後数年間は、人口増加も止まることだろう
満州国
ロシアを倒したということで、国中がお祭り状態
隣国に出来た、極東連邦とも国交を結んだ
中華民国
戦争の結果、主要であったアメリカ貸本の大撤退で
経済は低迷
国力強化と雇用増強のために
大型公共投資(地下鉄、高速鉄道、ダム)
を実施したが
鉄道技術は、日本により建設計画が独占落札され
運営も日本が一部出資する形になってしまい
ダム建設計画は建設計画付近の住民の大反発により頓挫
国民の多くが政府の政策に不評
政権交代が噂されている
日本
戦争により
米軍の多くが撤退
沖縄では、米軍の全面撤退で大喜びし
東京横田では、軍民共用だった空港が、民間用の空港になったことで
経済が活性化
極東連邦との国交締結で、日本海側の港の発展が進んだ
経済では、アメリカを抜き
超大国に君臨
潜在的核保有国である
日本を恐れる国もいたが
問題ないだろうとされている
この架空小説は、1つの終わりになった
だが、もし、あのときああなっていたら
そういう話も作る可能性も否定しません
2023年5月26日
オーストラリア、シドニー
「此処が、国際連合本部か」
「ええ、事務棟は37階の地下3階建で、総会議場は5階建て、理事会棟は4階建て、図書館と美術館が離れて併設されていて7階建てです」
「そうなのか」
「定礎箱って、知ってますよね」
「ああ、建設着工時に建設開始年月日を記した箱に、新聞や手紙を入れるあれだろ」
「ええ、残念ながら、旧国連本部にあった定礎は、消息不明で、新しく、英語、スペイン語、中国語の3つでかかれた国際連合の蓋と新しく書かれた国際連合憲章と世界人権宣言等の文書が入れられて、定礎し建設されました」
「基本的には、事務棟や総会議場、理事会棟には、一般人は原則立ち入り禁止になったらしいそうだが」
「ええ、ニューヨークの核攻撃を阻止できなかった一因として手荷物検査等に限界があったとして、国連特使や国連職員及びスタッフ以外は、原則立ち入りは認められていません。唯一認められているのは、各国の政府関係者のみで、各国の警護官も立ち入りは認められていません。むろん銃の携帯も禁止されていますから大丈夫だと思いますが」
「図書館は、前にもあったが、美術館は、新しく設立されたのか」
「ええ、人類の宝と言われる、ゴッホの書いた7枚のひまわりの絵画とピカソの絵画5枚が飾られています」
「そうだったか、君も、新しく事務総長になって成長したね。伊達淳史君」
「いえ、伊部総理にはまだまだかないませんよ」
「そういわなくていいよ」
「伊部総理、またいつか」
「ああ」




