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導かれる未来は  作者: 鈴夜
中東へ転進ルート
21/28

第17話 中東への戦いの末

「青川議員の意見を支持する」

「・・・・・・・、中泉幹事長」

「テロの根絶が、世界の望みであると私は信じています」

その言葉に伊部総理が動いた

「・・・・・・・、青川副総理、すまなかった」

「いえ、伊部総理、私の方こそ、総理に対して失礼なことを」


自由保守党の意見は固まり

ロシア戦線の航空部隊の多くを中東の宗教国家鎮圧戦に向かわせた

海軍も中東沖での大規模展開をサウジアラビア政府、トルコ政府、インド政府と合同で実施


地中海の制海権は、米英連合軍により抑えられ、ロシアは、地中海からの制海権を喪失し、バルト海や北極海の制海権維持がやっとだった


宗教国家への総攻撃は日米による制空戦(爆撃機)と米満中印と周辺諸国による陸軍による制圧戦


3ヶ月の月日をかけ、宗教国家は、黒幕の逮捕、及び多くの幹部の逮捕及び爆死で国としては消滅した

残党勢力は、ユーラシア大陸、北米大陸、アフリカ大陸各地に散っていったが


ユーラシア大陸では、警戒心により、関与を疑われるものは、強制逮捕の上、国外追放もしくは収容所域になっていた

北米では、放射能汚染でニューヨークは未だ壊滅状態で、他の東部の主要都市では、新規移民廃絶運動が躍起になっており、ヒエリー大統領の頭を悩ませていた


クヴェート

「我々、連合軍は、自称宗教国家政府に、いかの講和条約をつけます」


1 不当に占領統治していた地域からの撤退

2 宗教と軍隊の分離

3 I教に対する精神を保つための宗教憲法の設立を軍事関連を除き認める

4 I教以外の宗教を信仰する他国の法人、民間人の攻撃は認めない

5 I教に関する宗派対立に関して、連合国は干渉しない

6 4に関して、法人が攻撃してきた場合はその限りではない

7 5に関して、交易や世界外交に支障がでる場合は一定の干渉もある


「国を解体しろと言っているのと同じじゃないか」

「宗教憲法の容認をシリアとイラクに要請すればいい話だろう」

「うぬぬ」

「それとも、根絶やしにされたいんですか」

米国代表の発言に日本側が焦った

「オイコラ、それは言い過ぎだろ」

「だがな」

「そういうやり方だと、いつか後悔しますよ」

「しかし、第二次世界大戦から半世紀以上も大戦争や核戦争が起きなかったのは、逆らえば根絶やしにされるという恐怖が前提で成り立っていたんだ」

「ベトナムでは、大苦戦の上、FBIの継戦工作問題で、事実上敗北撤退したでしょう」

「・・・・・・・」

「飴と警告で十分ですよ、核の監視さえ出来ていれば」


2日後

宗教政府は、正式に降伏し、宗教政府は解散し、投降した幹部達は、I教至上憲法を教祖と共に制作

その際に、SNN派とSEA派により別々の憲法草案が作られ、結局、異なる部分は、条項で付随して成立していくことになる


続く

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