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導かれる未来は  作者: 鈴夜
運命の道
17/28

第13話 運命の道1

日本

首相官邸

「ロシアも風前の灯火みたいですね、総理」

「・・・・・・・だが、アメリカの体力が限界に達してきている。日銀の推測で2ヶ月、財務省だと半年持てば奇跡だと言っていた」

「賠償金請求の件で、アメリカは相当要求しそうですね」

「ロシアのGDPの数倍以上は要求するだろうな」


閣議は難航していた

「青木君はどうだね」

「国土交通大臣の私にですか」

「君は副総理でもあるんだよ」

「確かに職務上では、伊部総理が海外視察や休暇の時は、私が代行ですが・・・・・・・強いて言うなら、宗教国家の動きが怪しいと言う話をちらほら」

「確かに、宗教国家の方でも、満州国の特殊部隊が核研究施設を破壊したという話で、殺気立っているらしいな」

「伊部総理、副総理である私の個人的な見解ですが」

「何だね」

「中東の宗教国家を先に叩き潰して、その後、ロシアにとどめを刺すべきだと思います」

「だが、それだとロシアの体力が回復してしまう」

「今のロシアの核技術は壊滅状態です。核保有も不可能に近い、早くても半年かかると言う試算がでています。その間に宗教国家を叩き潰し、宗教テロの根本をつぶす。それにその間に、米英連合軍が先にロシアに蹴りを付けることも」


その時 伊部総理は机をたたいた

「アメリカの体力の問題もある、下手をすれば日本も巻き添えだぞ」

「アメリカは絶対に耐え抜いて息を吹き返します」

「日銀や財務省の試算では、絶対に崩壊しかねない状態なんだ」

「私は、ヒエリー大統領を信じてますから」

「しかし、私はアメリカがこのまま本当に息を吹き返せるとは思えない」

伊部の意見に、財務大臣、環境大臣、経済産業大臣が同調した

財務大臣としては、見積もり上、財政破綻が必至だという見解で

環境大臣も、放射能汚染の被害から、ニューヨークの復旧は不可能に近いとし、それ以外の都市が代替え機能を持つのは非現実的だと言う見解

経済産業大臣も、環境大臣とほぼ同じ意見だった


一方の外務大臣、国防大臣、法務大臣、生活大臣は 副総理の見解を支持した

4人の見解は、アメリカが連邦制であり、1つの州が大打撃を被ったという考えで、カナダなどの協力もあれば、立ち直れるという見解を持っていた


閣議は調整が難航し

総理、副総理、財務大臣、外務大臣、国防大臣、経済産業大臣以外が退室し


午後6時

「こうなったら内閣改造する」

「でしたら、こちらにも考えがあります」

「何だと」

続く

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