第二回
6
僕は逃げるように帰って来ていた。
そして、きみにメールで返事をした。
「僕でよければ、つきあってください」
7
デートを重ねていくと、きみはだんだん、僕を見なくなっていた。
僕は、まぁ自分のつまらなさがばれてしまったのだろう、としょうがないことだと当然のように思っていた。
むしろ、これまでの数回のデートは神様が見せてくれた夢の時間だったのだと。
僕は、そろそろ潮時なんだな、とそう思うようになっていた。
9
僕は、別れを切り出すつもりで、大学の、はじめに会った場所にきみを呼び出した。
「ここで待ち合わせすると始めて会った日のことを思い出すね」
きみはそう言った。
「僕とわかれてくれないか」
10
「やっぱり、こうなっちゃったか」
そうきみは言って、あっさりと別れることになった。
ぼくはもう、世界の終わりだ、というほど落胆していたし悲しかったけれど、いつものように笑顔を見せるきみの前で、そういった素振りを見せたくなかった。
そして、僕は帰り道に泣いた。
11
きみと別れてから一年がたちました。
あれから僕は、新しく彼女ができました。きみほど美人なわけではないけれど、僕にとっては眩しい女の子です。
きみと付き合ってた頃に注意されたこと。今ではすごく大事なことばかりだったんですね。
一年前の僕はそういう大事なことを、見落としてばかりでした。
一年前のきみは、僕の隣で何を想っていたのですか。僕のつまらなさに辟易していたのですか。
僕とつきあってたことを後悔していなければ幸いです。
少し疲れました…ということで寝ます。この後、第三回で完結すると思います。そんなに間を開けずに更新する予定です




