第一回 (ただの区切りです)
お題小説を上げるだけです。気軽に読んでください。
即興ですが、最後まで読んでもらえればありがたいです。
その際には、コメントもらえるとありがたいです
1
昨日のことだった。
落ちていた財布を、学校帰りに拾った。
見なかったことにするのも、アリなのかもしれないが、なんだかそれも気が引けるので警察まで届けようと思ったのだ。
何の気なしに、警察に向かいながら、財布を開いて中身を見てみる。そこには俺と同じ大学の学生証が入っていた。
2
僕は警察に届けることはやめ、財布の持ち主を探すことにした。
学生証からは、名前と、学部は法学部、それととても美人が写っている顔写真、しかわからなかった。
よくよく考えると、僕は法学部に知り合いがいない。というより、大学内にあまり知り合いがいない。
財布の落とし主を見つけるのは困難な気がしたが、顔写真を見たからだろうか。落とし主を探すことに躍起になっていた。
3
結果だけ言えば、すぐに財布の落とし主は見つかった。
大学の知り合いが数人いるSNSに、財布の拾った場所や財布の特徴などを書き込むと、次の日には向こうから連絡が来たのだ。
連絡が来た翌日、待ち合わせて財布を渡す。
きみは、ゆったりとしたロングスカートに、明るい色の七分袖のカーディガン。ゆるく結んだ長い髪は、学生証で見た以上にきれいでした。
4
財布のお礼に、食事おごります。そう言われたので一緒に食事に行くことになった。
僕は精いっぱいのお洒落、といっても、汚れていない長ズボンに普段は着ないジャケットを合わせて、寝ぐせが無いかをチェックしただけだったけど。
きみは待ち合わせの時間通りに来ていたね。前とは色合いの違う服に、花柄のバッグが印象的だった。
5
きみは食事中こう言っていた。
「○○君は、顔がいいのに、なんで彼女をつくらないの」
僕は、なんでみんな彼女を作りたがるのかが解らない、そう答えた。
「じゃあ私と付き合ってみませんか」




