出会ったのは・・・
「うわーーーー」
俺は今全力で走っていた、その後ろを狩を楽しむかのように一匹のモンスターが走っている、そもそも目を覚ました時に
「ぺろ」
顔に何かが舐めているような感触がするな
恐る恐る目を開けてみるとそこには涎を垂らしている二つの首を持つ犬が味を確かめるように俺を舐めていた
「オルトロス、なんでいきなり有名なモンスターが目の前にいるんだよ、普通ここは狼とかだろう、まぁ狼でもやだけど死ぬ絶対ここで死ぬ」
あの後何とかその場からは逃げ出したけど今だに死亡フラグからは開放されていない
「オレサマオマエマルカジリ」
なんか喋っているぞファンタジーやばいやばいこのままご飯になるイメージしかわかない、もうわき腹痛いのだけど、運動不足のオタク舐めるんなよ
俺が死覚悟した瞬間
「あら美味しそうな男の子こ・え・がこっちからするわね、うふん」
目の前にオルトロスより怖い存在が立っていた
その存在は弾けんばかりのムキムキした筋肉に皮のジャケットを素肌に着ていて、もっこりパンツに網タイツと服装の変態だった
別の意味でも絶対絶命、俺は覚悟決めて後ろに向かって飛び込んだどうせだめなら綺麗な体で死にたいからな
オルトロスは大きく口を開けてこちらに向かってきた
「いい人生ではなかったけど悔いはない変態に捕まるくらいな死んでやる」
でも・・・・無理だった
「あらやだかわいいわんちゃん愛してあ・げ・るからこっちに来なさいブチュー」
「じゅぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぼじゅーーーーーーーーーーーー」
オルトロスが吸われているあ、ピクピクしながら真っ白くなってきた、そしてオルトロスは動かなくなった
「あらごめんなさいあなたのわんちゃん?かわいいわね遊んでいる最中だったかしら」
いやわんちゃんでもなければ俺のでもないどこをどう見たらモンスターに襲われている状態を遊んでいると言うんだこの変態は
変態は俺にオルトロスを渡そうとしてきたがそのタイミングでオルトロスはきゃんと言いながら逃げて行ったのだった
あれは二度と人間を襲うなんて考えないだろうな哀れオルトロス
「あらあなたのわんちゃん行っちゃったけどいいの?」
「いや俺のではないから・・・・まぁいいやとりあえず助かったよいきなり目の前にモンスターがいるからびっくりしたぜ」
「そうなのでも危ないわよこの辺は危険なモンスターがいっぱいいるんだから、あなたはどこから来たの」
「信じられないと思うが地球の日本だがこことは違う世界から来た」
「あら懐かしい地球から来たの?だからそんな格好なのね」
・・・・ちょっと待てこの変態は日本を知っているだと?どういうことだ
「あなたもしかして七つの大罪の誰から呼ばれたんじゃない?」
「えっちょと待てどういうことだ、俺は狐に説明もなしでここに連れてこられたのだが」
「良いわ説明してあげる」
変態の説明を纏めるとこんな感じの話だ
この変態も俺と同じように向こうから呼ばれたらしい、違うのは変態はこっちで転生をしているらしい、そしてなぜこの世界に俺達が呼ばれたのかというと、なんでも昔は神も悪魔も人間もバラバラに生活していたらしいでもある日一人の神が自分こそ唯一の神主神だといい世界に住む他の神や悪魔から力を奪ってしまって世界を一つにしてしまった、今この世界には神に変わって思いの化身が加護などを与えているようだ
その中でも特に強い思いの7人が俺達の知っている七つの大罪らしい、いくら強くても神の力を持った存在と人の想い程度の化身では力が足りない
でもこの世界には七つの大罪一つ一つに七つの封印がされてあってそれをすべて解けば唯一神にも対抗できるとの事で俺達が選ばれたようだ、まったよ迷惑な話だちなみにこの変態は憤怒の力を持っているようだ怒らせないようにしないと
「私の名前は愛の伝道師ラブリーマッチョルって言うのマッチョルって呼んで」
「俺は勇気、一応強欲の力があるらしいがまだ良く分からない」
「それならこの近くの町で冒険者になりなさい、そうすればカードにステータスが乗っているから」
「そうか色々ありがとうではこれで」
俺はすたすたと早歩きで言われた方向に向かい始めた、なんで一緒に行かないかて?怖いだろう貞操とか狙われそうで、俺はこの変態を全く信じていない
「あら待って私も一緒に行ってあげる」
「いや結構です」
「あら大丈夫よ」
「いや無理です」
「なんで」
「怖いからだーーーーーよ」
俺は全力で走り始めた
「まっーーーーーーーーて」
変態も走り始めたマジで怖い助けて
俺が町に着くまでこの虚しい追っかけこは続くのであった
ちなみに貞操は大丈夫でした・・・・・きっと
ヒロイン登場?違います
ちゃんと出ますヒロイン